この度BAADのドラマーの新井康徳氏が亡くなられました。
なんだか昨年から立て続けにバンドのドラムが亡くなってるな‥と思いまして、振り返ってみると本当にドラマーは短命の方が多くてビックリなのです。
これは海外のバンドでも顕著なのですが、私は洋楽は全くもって疎いので、邦楽のドラマーに限って追悼したいと思います。
逝去早世した邦人ドラマー10人
チェッカーズのクロベエ(40)
04年8月死去。死因は舌癌。
この人の名前がクロベエで死因がベロのがんだなんてちょっといくらなんでも悪い冗談だろって思いますよね。
予見されてたみたいで恐ろしいです。
オカルトも信じてしまいそうになる程です。
クロベエはチェッカーズ解散後一時期はトラックの運転手をしたりしていたそうです。
彼が存命ならばチェッカーズの再結成はありえたでしょうが、彼が亡くなっている以上は再集結にはならないのだから、再結成しないというフミヤの判断を支持します。
東京スカパラダイスオーケストラの青木達之(32)
99年5月死去。死因は線路に横たわっての自殺。
この人は両親も早くに事故と自殺で亡くされていて、因果めいた闇を感じます。
しかも5月2日というのが前年がX JAPANのhideが亡くなった日でもあり、この10年後は忌野清志郎の命日でもある。
MALICE MIZERのKami(27)
99年6月死去。死因はくも膜下出血。
当時はGacktがソロとしてブレイクした頃であるが、マリスミゼルもまだまだ余力はあった。
27歳で他界するロッカーが多い事から「27クラブ」というものがあるが、ジミヘン、ジム・モリソン、カートコバーン等と一緒にカミも肩を並べることになった(?)。
LOUDNESSの樋口宗孝(49)
08年11月死去。死因は肝細胞癌。
デビュー時からバンドのリーダーでもあったラウドネスの中心人物。
やはり派手な酒豪だったのだろうか?
村上ポンタ秀一(70)
21年3月死去。死因は視床出血。
スタジオミュージシャンながらポンタの愛称で知名度は高い。
アルバムのミュージシャンのクレジットによくこの名前をみつけたものだ。
70歳ならドラマー界隈では大往生か?
手数王・菅沼幸三(62)
21年11月死去。死因は大腸がん。
この人は知らなかったけど界隈では結構著名な人らしい。
やはりドラマーはビートという命を削ってるのだろうか。
C-C-Bの笠浩二(60)
22年12月死去。死因は脳梗塞。
この人の愛嬌のある顔と澄んだ声が好きでした。
安全地帯の田中裕二(65)
22年12月死去。死因は脳出血。
安全地帯として超久々に紅白に出演する予定だっただけに、その直前の死は悔やまれました。
爆笑問題のウーチャカと同姓同名なんですね。
YMOの高橋幸宏(70)
23年1月死去。合併症の肺炎。
どう考えてもYMOの中では一番最後で看取る側の人だと思われていただけに、驚かされました。
この人のポップセンスと癒し系ボイスはもっと評価されるべきです。
Hi-STANDARDの恒岡章(51)
23年2月死去。死因は精神疾患系で詳細は不明。
またドラムの人!?という事で記事をまとめるきっかけになりました。
BAADの新井康徳(50代)
23年5月死去。死因は療養中からの病死で詳細は不明。
この人明確な生年月日も公開されてないのでハッキリした年齢は定かではないのですが、メンバーが50代半ばなのでおそらくその辺りでしょう。
スラムダンクの「君が好きだと叫びたい」の一発屋ですね。
解散後は工務店に勤務しつつ音楽活動も並行していたとか。
YOSHIKI (57)は大丈夫?
YOSHIKIは父親が自殺してますし、元メンバーも二人も自殺してます。
最近ではオーディションで目をかけたYoshi(19)くんが事故死してます。
きっと彼の魔性による悲運を周囲の人間が被ることで、逆にYOSHIKI自身は護られている気がします。
彼はきっと長生きする。
リンゴ・スターのように。
ドラマーは何故早死になのか?
きっとドラマチックすぎる人生ゆえの代償なのでしょう?
単純に体力をものすごく使うので消耗するんだと思われます。
人より多くの水分補給が必要なので、水代わりにアルコールを浴びて臓器がやられるのでしょう。
バンドの中では絶対的に必要なポジでありながら、縁の下的でほとんど目立てず黒子に徹する損な役回りである事から、精神的にも病むのかもしれません。
理由を推測したらキリがありませんが、ドラマーは命懸けの楽器である事は間違いないでしょう。
人の一生のうちに刻む心臓の鼓動の数は限られているとすれば、ドラマーは人より早くその数に到達してしまうのかもしれません。
大事な人がドラムをやる!と言ったら止めることをオススメします。
津野美咲(29)ギタリスト
志村正彦(29)ボーカル&ギター
池田貴族(36)ボーカル