よく被害者の親が何度も学校に改善を要求したのに結局何も変わらなかったというのをニュース報道などで見聞きしますが、このようなシーンを見る度に私はテレビに向かって思わずため息と共に言葉が漏れてしまいます。
「親御さんやり方間違ってるよ、学校に期待しちゃダメでしょ」
保護者がすべき行動
まず我が子がいじめられてる事実を知ったら親は何をすべきか?
子供をかくまい、そんな所(学校)へは行かせてはなりません。
当然最初の窓口は担任になりますが、この時点で先を見据えなければなりません。
先生によって様々な対応が想定されますが、ただひとつ言える事は担任の先生に対してお願いしたりその後の処遇を期待したりしてはいけません。
加害者親への怒りの表明と謝罪要求を通達してもらうくらいでしょうか。
淡々と事実だけを伝えて担任の視点と照合し、次の行動に照準を合わせましょう。
いじめを放置し見過ごしてしまった担任などザコなので相手にするだけ無駄です。
例え親身な受け答えをされていたとしても期待して騙されてはいけません。
もう遅いのです。担任の過失は否めません。クールに見限りましょう。
校長室の扉を叩け
保護者にできる事は子供にできない大人のやり方を持って事態の深刻さを訴え出る事です。
決して担任の裁量によるいじめの収束をゴールとして見据えないようにしましょう。
もう加害者の存在する場所へは被害者は通えないのです。元通りには収まらないのです。
考えてみてください。レイプされた女性がレイプした男性と同じ職場で働けますか?
それと全く同じ事なのです。
なので担任に話を通した後はその結果を待たずして速やかに次の行動を起こします。
校長先生にも事実を報告し、学校の監督責任を追及し、教育委員会にも報告する意向である旨を伝えましょう。
校長という立場は教育委員会のメスが入るのを嫌がりますので(出世に大きく響く)、担任への指導も入る事から、この際クラスアンケートなどの証言集めも要求しましょう。
教育委員会に直訴する
まだまだやるべきことはたくさん残ってます。気を抜かないように。
次はいよいよ教育委員会に訴えてやりましょう。
市のHPに記載された学校相談の電話番号に電話をかけます。
そこでもうこの学校へは通えないので加害者を転校させる事ができないのであれば、こちらが転校できるように教育委員会に配慮して欲しい旨を訴えましょう。
できるだけ大袈裟に子供が自殺してしまいかねないと深刻に主張しましょう。
メールでも受け付けているので念を押してメールも送信して教委に訴えましょう。
文部科学省が明確に「いじめによる転校の申し出は許可する」と記してあるので、認可される確率は高いのですが、稀に教委が難儀を示してくるケースもあるので、その時は解決に対する消極的な姿勢及びいじめの隠ぺい体質を告発する、もしくは裁判沙汰も辞さない構えだと強気に出ましょう。
それと文部科学省の一文を改めて突き付ければいいでしょう。いじめの証拠もあれば提出しましょう。そこまでやればまず間違いなく受理されます。
加害者を民事訴訟する
まずは証拠集めです。
ボイスレコーダーによる録音、スマホによる動画、怪我をしての病院での診断書、いじめ内容の詳細を記載した日記やメモ、学校で集めてもらったアンケート用紙またはクラスメートの証言などあればもう充分ですが、なければ準備しなければなりません。
子供にもあえて証拠を残す為に動いてもらわなければならなくなります。
そのうえで弁護士または行政書士に依頼して内容証明郵便を加害者宅に送り付けます。
だいたい五万円くらいです。高いですね。でも五万円でほぼいじめは解決です。
この内容証明が送られてきたら相手は超絶ビビります。
この時点で反撃や復讐を考える事はもうしなくなります。
おそらくはこれにて事態は終焉に向かい被害者が許せばそれで終わりです。
ただ、加害者側に誠意が見られない場合は次に民事調停へと進めます。
そこで調停員を交えて話し合い、これまでにかかった損害賠償と慰謝料を請求してやりましょう。
ただここでも加害者側が賠償を渋ったり、逃げて調停に出てこないケースも考えられます。
そこで次の最終ステージが民事裁判となり、これまで集めた証拠が生きてきます。
ただし勝訴しても加害者側にその支払い能力(経済力)がなければ無駄な労力に終わります。
なので相手側の家(経済力)をまずは確認しておいた方がいいかもしれません。
貧民最下層である事が確認された場合は訴訟相手を市(教委)と学校にした方が良いでしょう。経費も含めれば100万円以上は還ってくるかもしれません。
いじめの解決方法(まとめ)
最終的にどうしたいのか着地点を見据えて行動に出ましょう。
いじめを収束解決したいのであれば→弁護士内容証明の送達
転校して一新したいのであれば→校長と教委に転校の申し出
加害者に賠償請求したいなら→証拠を集めて調停裁判or話し合い示談
この三つの手段を頭に入れておくことでスムーズに解決の糸口を掴めます。
上記を見てわかる通り担任などハナから眼中に入れないという事が肝になります。
保護者力が試されます。大切な愛しい我が子を全力で守りましょう!
弁護士を通して圧をかけろ!
とっとと転校するのが賢明!
学校の先生に期待をするな!