悩める大人へ

自殺と気候天気との関連性はある!気分が落ちる雨季は危険!

自殺は鬱からくるものであるのは周知の事実ですが、じゃあその鬱はどこからくるのか。

経済的な不安や人間関係など様々な「悩み」が積み重なって「鬱」になるわけですが、気分が沈み落ち込む要因として後押しするものが気候や天気であるということもおおいに関連するのではないか。

日本の自殺件数は減少傾向にある

リーマンショックにおける98年に自殺者数は一気に三万人台に増加し(それまでは2万5千以下だった)、03年の34427人をピークに00年代は3万人越えをキープし続けていたが、震災(2011年)の翌年以降自殺者数は15年ぶりに3万人を割り、以降下降傾向にあり、現代は2万人台前半に落ち着いている(20年代は2万人を下回りそう)。

自殺者数統計グラフ

98年に自殺者数が増加した理由は金融破綻による中高年男性が主であり、00年代の10年間3万人を越え続けた理由も長引く不況が改善されなかったからであり、自殺の男女比率は常に2:1であったが、近年は年2万人強にまで減少しており、男性の自殺が10年前よりまるごと1万人(半分)減った。(女性はずっと世相と関係なく1万人弱を推移して増えも減りもしない)

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自殺者ピーク年の2003年は異常な冷夏だった!

03年が前後の年と比して飛びぬけて自殺者数が多い理由を正式な見解で述べる文献はないのだが、個人的には思い当たるふしがある。

それはこの年の夏が異常な冷夏で雨量もひと際多かったからだ。

そして僕自身もこの年自殺したいと思っていたからである!

夏に雨が多いのは当たり前の自然現象なのだが、それでもこの年は梅雨が明けずにそのまま夏が通り過ぎたような印象だった。

長梅雨だった今年でさえ8月の一ヶ月間はカンカン照りの猛暑だったが、この2003年の夏というのは8月もほとんどがどんより曇り空で常に雨がしたたっていた。

自分の気持ちを空が代弁してくれてるように思えてとてもよく覚えてる。

日照時間が自殺を後押しする関連性はあるのか。

自殺率の高い秋田県と日照時間の関連性

日本全国で最も自殺率の高い県は数十年の統計上ダントツで秋田県だ。

次いで青森岩手の東北北部であり、日本海側に位置する新潟だ。

このことから推察するに、やはり暗い曇り空に覆われた地域がその傾向にあり、日照時間と自殺は関連性がないとは言い切れないと感じるのだ。

そして「暑い」より「寒い」方が気持ちが沈むというのも理解ができる。

実際世界的に見ても暑い国より寒い国の方が自殺率が高い。

春の自殺率が高いのは気温の上昇が原因!

では寒さが原因であるならば季節で分類すると冬が最も自殺率が高いはずであるが、実際は圧倒的に昔から「春」だ。

その理由としては春は日本の場合環境が変化する年度変わりにあたる為と推測できるが、もちろんそれもひとつの要因であることに間違いはない。

環境の変化は人の気持ちを簡単に揺さぶるものだからだ。

しかしこのほどアメリカとメキシコによる大規模な調査で気温上昇が自殺の増加を招くと発表された。

これにより何故「春」が自殺率が高いのかが立証されたわけだ。

「5月病」は環境の変化以上に気温の上昇によるものであると科学的に説明された方が腑に落ちるというものだ。

普通で健康な人は暖かくなれば気分も陽気になるものだろう。

しかし鬱な気質を抱えた人の場合はむしろ逆に肌感覚として居心地が悪くなるのである。

これは解る気がする。

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梅雨寒の雨季は気分が落ちるので注意!

つまりこれまでの理論を総括すると「暑い」より「寒い」環境の方が死にたくなるが、「涼しくなる」より「暖かくなる」方が死にたくなるという矛盾が生じてくる。

しかし特段これが矛盾してるとは思わない。

まさに夏にしては気温の低い梅雨寒の雨季がこれに該当するからだ。

春から夏にかけて、つまり梅雨の時期こそが最も自殺を誘発する空気であるのだ。

しかし9月も油断ならない理由として、6月に次ぐ雨季であり、まだ暖かいながら朝夕の寒暖差が激しく、季節の変わり目に人は体調を崩しやすいからだ。

そのうえ学生だと長い休みが明けて新学期が始まり、ストレスも加わるのだから尚更である。

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十代~30代までの若者の死因第一位は自殺

日本の若者の死因トップは「自殺」である。

40歳以降は癌などの病気がそれを上回っていくが、若者は病死しないし、諸外国と比べて安全で平和な日本では事故や事件で命を落とすことも稀なので、必然的に自殺が目立ってるとも言えるが、世界の先進国(G7)において若者の死因トップが自殺である国は日本だけであるというのも事実だ。

高齢になれば身体がいう事を聞かず死にたくなるというのも理解できるが、健康な若者が自殺を選ぶというのはよほど思い詰めて未来に絶望しない限りありえないわけで、本来なら若者はいくらでも将来が未知数で希望が持てるはずであるが、この国の異様な閉塞感が若者から魂を吸い取っているかのようにも感じられなくもない。

要は希望が持てないのだ。

年配の大人を見ても幸せそうに見えないからだ。

空気を読むことだけは必要以上に強要されて、いじめも永遠になくならない。

そりゃ死にたくもなるよな。

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コロナ禍で自殺は増える?減る?

これは数年後の未来のデータを見ないと判らないが、98年のリーマンショックほど増えることはなさそうだが、この先コロナ倒産&コロナ解雇の影響が表れだすので、減少傾向にあった自殺者数がもしかすると一時的に増加するかもしれない。

ただコロナによる苦境は日本中どころか世界中平等であるため、自分だけが苦境に立たされてるわけではないので、意外とコロナと自殺は紐づかないのではないかと推察する。

むしろこれまで沈んでいた人間からすれば、全員が沈むことで個人的な劣等感が薄れるわけで、鬱気味の人々はむしろ元気になり、逆に陽キャだった人達がコロナ鬱に沈む傾向にあるといえる。

なにはともあれ自殺は殺人だから絶対にしてはいけないのです。

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