悩める大人へ

親の遺品整理して断捨離の重要性を理解した~終活の仕方

現在父親がひと月以上意識障害の昏睡状態で入院中なのですが、もう99%快方に向かう事は残念ながらなさそうということで、少しずつ父の遺品整理に着手しております。

生前の父は自分のお宝を誰にも触らせず書斎にしまいこんでいましたので、部屋を片付けるのも大変なのですが、貰うもの、捨てる物、あげる物で分別するだけでも一苦労です。

やはり本人が終活の一環として自分で後始末をつけるのが一番なのですが、ほとんどの人は自分の死期が読めませんし、ついつい後回しにしてしまうものですが、やはり70歳を過ぎたら少しずつやるべきことであると改めて痛感させられました。

断捨離は一日にしてならずぢゃ!

近年よく聞く言葉ではありますが、ミニマリストのそれとは違いますが、それでも少しずつ物を捨てていく意識はとても大事になってきます。

60歳を過ぎたらもう新しい物を購入したり収集したり貯蔵したりしてはいけません。

徐々にでも私物を減らしていくように努めなければなりません。

死期が迫ってからではその体力もなく、結局自分では何も整理する事が出来なくなってしまいますから、やはり元気なうちに少しずつ片付けていく必要があるのです。

遺品整理は生前に本人が分別できるのが理想

相続する遺族として家族が遺品整理するのは想定内とはいえ、肉親といえども他人であるのだから、やはりプライバシーに踏み込む背徳感と罪悪感が多少なりとも生じるものです。

なので見られたくない物や渡したくない物などは本人が先に処分しておくべきであり、死んでしまった後は人権もプライバシーもなくなってしまうので、部屋を荒らされても文句は言えないのです。

だから遺品整理をしながらも自分の家の整理もしないとなと思うのでした。

たとえば僕が死んだら

子供が巣立っていることでしょうから、独居老人となっている可能性が非常に高いのですが、そんな自分が今住んでいる家で死んだ場合どうなるのかを想像してみました。

おそらくは連絡がつかないといって大人になった息子が第一発見者となってくれることでしょう。

その後すべて息子に処理してもらうことになるのでしょうけど、それを想うとできるだけ家の中を整理しやすい状態に整頓しておかなければいけないなぁと思うのです。

遺言とかも意識があるうちに細かく書いておいた方が良いでしょう。

死ぬときは独りがいい

とにかく人は遅かれ早かれ死ぬんですよね。

そしてその時、周りに看取られようが、誰も傍に居なかろうが、その違いにたいした意味はない気がするのですが、多くの一般的な人々は孤独死をものすごく嫌う傾向にあるようなのだが、僕にはそれがわからんちんなのですよ。

猫なんて大抵死期が迫ると屋根裏など人に見つからない場所を選んでひっそり死ぬでしょ?

あれの方がよっぽど和風で品のある死に方だと思うのですよ。

だから死ぬ瞬間を見ていてほしいとか、手を握っててほしいとか言う奴は、射精の瞬間を見てろと強要するような変態と同じなんです!!あさましいです!!

だから僕は死ぬ時は是が非でも独りがいいですね。

薄暗い部屋の中でも凍える真夜中のスクラップ置き場でもなんでもいいのですが、人が居ない所でひっそりと死に際を自覚しながらウツラウツラ死んで逝きたいですね。

死体はそのまま腐って骨になってくれるのがベストなので、そうなるとやはり樹海のような場所が適当なのかも知れませんね。

部屋で死ぬと確かに大家さんやら回収業の方々に迷惑かけちゃうしね。

でも迷惑なんて誰にいくらかけたって構わないんだけどね、ホントは。

生き続ける迷惑に比べたら、死後数日の迷惑なんてたかが知れてるだろうし。

誤魔化さないで死を見つめる

好きな事に没頭したり、仕事に励んだり、恋をしたり、体を鍛えたり・・それら全ては「今生きている不思議」から目を背け誤魔化す作業だと確信しております。

なんで生きてる・・そして数十年後には死が確実に待っている・・それを考えると何もかもが無意味に思えて虚しくなるし、人と競争する気も起きなくなるし、人と仲良くする気もしなくなる。

いつか死ぬ自分をイメージしながら毎日を排泄するように過ごす。

考えても無駄な事は考えるのを辞めて生産的なことを始めよう・・とは思えない。

誤魔化したくない。

だから僕はお酒も煙草もドラッグもやらない。

シラフで狂っていたいからだ。誤魔化したくはないからだ。

僕の人生も折り返し地点のカーブを曲がろうとする位置に来たのだが、完全に行き詰ってしまっている。

建て直しはタイムマシンでもない限り不可能と感じる。

戻っても同じ過ちを繰り返さない自信もないので意味がない。

このまま「死」というゴールに向かって歩いていくだけだ。

ただ思うのは遺品整理をビジネスにしてるような奴にだけは俺の私物を触らせたくはないということだ。

いつ死んでも恥ずかしくない状態で生活しよう

その為にも、普段から私物の整理をする必要があるのだろう。

もう見る事もないであろう古いエロビデオの処分だけが悩みの種だ。

やはり大量のAVやらは8割方処分して、見つけられても恥ずかしくない極々ノーマルな物に留めておくことも重要でしょう。

若い頃に書いた絵や文章なんかも恥ずかしいのでノートごとまとめて捨てるべきでしょう。

ただこうゆうのなかなか思い切って捨てられず、段ボールの奥底にしまいがちなんですよね。

死後にみつけられて幽体で赤面しながら「やめて~~!」と届かぬ声で叫ぶのかと考えたらゾッとするので、やはり断捨離する時期を決めて、その時機がきたら決行するしかありません。

60歳までに断捨離できなかった人は高確率で自分で終活整理ができないまま死を迎えるそうなので、早めに取り掛かることをおすすめします。

親の死と悲しみを乗り越える方法と考え方についてニュースで毎日何処かで見知らぬ他人が事故や事件で、死んだり殺されたりしてるのを知らされますが、自分とまったく関係ない世界というか、いまい...
まとめ

家族に任せず自分で私物を片付けよう

自分が死んだ後の現実をしっかり想像しよう

遺言は詳細に書いて見える所に置いておこう