半年で偏差値は10以上あがる!【高校受験・中三】実録記
短期間で偏差値を10アップしたいと願う計画性のない愚か者は全国どこにでもいっぱい居ます。
2~3ヶ月だとちょっと厳しい(不可能ではないけど)が、半年あればなんとかなります。
でもその半年間ずっと高い意識を持ち続けて地道な努力を継続できた者に限りますけどね。
そのモデルケースとなるうちの息子は結果から言うと偏差値53から65まで上がりました。
中三の春から高校受験を意識した生活をしよう
ホントは中一からに越したことはないのですが、ほとんどの公立中の一般人は中三から受験という認識かと思われます。
それじゃ遅いという意見もありますが、志望が偏差値70のトップ校でなければ、中三から本腰でも間に合います。
でも秋からじゃダメです。
部活が終わる夏からでもダメです。
一学期からです。
まずは一学期の授業をしっかり受けて、提出物を標準以上のクオリティで出して、期末テストでしっかり点を取ることです。
一学期の通知表の結果である程度(8割以上)内申が決まります。
二学期にどんなに頑張っても一学期の成績に印象が引っ張られるので、二学期より一学期の方が大事だったりします。
実際あんまり変動しないです。少なくとも個人的にはそう感じました。
中三の二学期は本当に色々忙しいので、時間的にも精神的にも余裕がなくなります。
一学期にある程度貯金しておかないと、二学期は流れの速さに飲み込まれてしまいます。
実力テストで判る偏差値と入試対策
中三の一学期期末テスト直後に実力テスト(領域診断テスト)が行われますが、これ定期テストと全く違っているので模試を受けたことない子だと思うような点がまず取れません。
定期テストでは450点取れるのに、実力テストだと300点にも届かなくて非常に焦りました。
偏差値は出ないけど大まかに計算すると5科53程度でした。60あると思ってたのに!
特に社会と英語が30点台で全く歯が立たなかったので、入試形式のテスト仕様に慣れる必要がある事にそこで初めて気付かされました。
定期テストで学年上位10%だと浮かれていてはホントに足元すくわれるな、と。
定期テストと入試は全く違うから、受験勉強とは入試に向けた対策であるということを改めてそこで理解したわけです。
塾に通ってる方々は知ってるでしょうが、この時点では通塾していなかったので、ここでようやく塾なし家庭学習の限界を感じたのでした。
このままじゃヤバい。
夏期講習前の体験から進学塾に行かせることにしました。
⇩この制度があったからなんだけど。

入塾後の模試(V模擬)で出た偏差値の伸び
7月に体験を通して入塾してから息子はしっかり受験勉強に取り組みました。
それまでもずっと家庭学習は最低限復習はさせていましたが、塾は基本予習だったので戸惑いましたが、勉強に対するモチベや受験生である意識は高まったと思います。
1年2年の夏休みはゲーム三昧で全く勉強はしませんでしたが、さすがに中三の夏休みは夏期講習で勉強漬けでした。
本来は夏休みは1・2年の復習をしたかったのですが、塾の宿題が多くて予習に全振りとなりまして、これでいいのかな?とちょっと不安な部分も残りました。
夏休みが終わり二学期が始まり九月に入って外部の模試(V模擬)を初めて受けました。
まずちゃんと試験会場に辿り着けるかやきもきしましたね。
初めて行く場所に電車に乗って歩いて行くわけですから。地図があるとはいえ。
結局同塾の子らと行きの電車から会場までの歩きも一緒だったとのこと。
心配無用でしたw
V模擬の結果は3教科5教科共に偏差値59でした。
学校の実力テストの時に比べたらだいぶ持ち直せたなとホッとしました。
第一志望校の診断はC寄りのBで合格点に+2というギリギリの結果でした。
本人的にもこれなら今後頑張っていこうという気持ちになれる丁度良い目標との開き具合だと申してました。
この段階で2ヶ月で偏差値が「6」上がった事になります。
二学期の仮内申で1足りず併願優遇私立を断念
期末テストで94点(中間は85点)取ったある教科が「3」で、併願優遇基準の内申5科22に満たなかったため私立の滑り止めを断念することになりました。
この教科は一学期も「3」だったので(テストは85点だったのに)、引っ張られた形となりました。先生に好かれてなかったのでしょう。
三者面談でもその後に学年主任にも掛け合いましたが成績は覆りませんでした。
三観点のトータル点数が79.3点で0.7点足りなくてボーダーだったと言われたのですが、期末テストで94点取ってボーダー?
提出も態度も人並みなら「4」が妥当でしょ?「3」ってなんだよ。40点の子だって「3」なんだからおかしくね?
もうそれまでずっと私立の滑り止めはそこで併願優遇をとって行くと決めていたので、そこ以外は眼中にありませんでしたから予定が白紙になりました。
しかし第一志望の公立に絶対受かるつもりでやってきてるので、正直滑り止め私立なんて要らないし意味ないとも思ってました。
なのでひとつ下げた併願優遇先を抑えることはせず、公立一本受験に決めたのでした。
内申の低さを偏差値の高さでカバーするしかない
息子の内申は9教科36で換算51でした。
息子の志望する高校の標準内申には少し足りないのですが、その分偏差値で巻き返せば十分合格できる算段ではあるので、今後も更に偏差値を上げていく方向で舵を切りました。
12月までに模試は4カ月の間で6回も受けました。
結果第一志望の判定はB(C寄り)⇒B(A寄り)⇒A⇒B⇒A(S寄り)⇒Aという結果でした。
12月の2回は5科偏差値65でした。
偏差値60あれば合格できるラインの高校なのですが、余分に上げておく分に越したことはありません。
結果一度もC判にはならなかったし、AB半分ずつで後半にAという事からも模試の結果はかなりの安心材料にはなりました。内申がもう少し高ければS判定なわけで。
滑り止め無しなんだからこのくらいの余裕は欲しいよね。
中三の半年で偏差値は10以上あがる!
本題はコレでしたね。
というわけでうちの中三息子がサンプルですが、半年で偏差値は10以上あがることが立証できました。
正確には5ヶ月で偏差値12上がりました。
受験本番まであともう二ヶ月あるので、模試はもう受けないから判らないけどあと2上げて、最終的に偏差値67くらいの状態で本番を迎えたいところです。
そうなれば7ケ月で14上がった事になりますね。つまり一ヶ月で2上げられるという計算が成り立ちます。(偏差値50以上からであっても)
これが偏差値50未満スタートだったらもっと伸びしろあるでしょう。
つまり中三の7月に偏差値45とか50だったら、2月までに60越えは可能であるという事です。
珍しく人々に希望を与える記事となりました。
受験期の親御さんはストレス過多で大変でしょうけど、主役はお子さんですし、頑張ってるのもお子さんですから、我々保護者は体調管理と勉強環境に目を配らせて、最後に親子で笑って桜咲く春を迎えられるようにしっかりサポートしていきましょう。
夏休みに勉強しまくるのが合否分かれ目
模試は二学期に4回受けてミスの修正をしよう
半年で偏差値は10上がる!
