ほとんどの人にとって高校受験は一生のうちに一度ですから、子供はもちろんですがそれ以上に親の方がドキドキハラハラかもしれません。

受験生はみんな勉強を頑張るものだし、努力した者が最終的に結果を獲得できるものです。

大人の世の中は理不尽だらけですが、高校受験は比較的努力が結果に反映されるものです。

ただ当然希望の学校に入れなかった子も一定数生まれてしまいますが、それは高望みしたか努力が足りなかったか当日の体調が悪かったのか色々あるでしょうが、少なくとも偏差値60の子が偏差値50の学校を受験して落ちるという事はまずないかと思います。

つまりはそうゆう事なのです。

公立高校一本で受験して落ちたらどうするの?

よくあるシンプルな疑問ですが、これについては単純に二次募集に賭けるしかないわけで、定時制や通信制になってしまう可能性も高くなります。

それでも高1の一学期終了時の夏休みに編入試験を受けて全日制の高校に二学期から転校生みたいにして入る事も可能です。

ただ近年は少子化と私立無償化により定員割れする公立校が増えているので、二次募集でも偏差値50前後の高校があったりします。だとすると滑り止めで私立確約するよりも、二次で公立という考え方も案としてはアリではないでしょうか?

二次募集校からの転学を目論む(東京・大阪限定)

ただし全ての高校が募集しているわけではないので、目当ての高校が募集していなければしている中でマシな所を選ぶしかありませんし、あっても募集枠が一人とかでかなりの倍率であることは覚悟しなければなりません。

ただ転入制度はあまり知られていないので殺到するという事はまずなくて、募集してるのに一人も集まらない事の方が多いです。

そして一人の所に一人応募したら入れるのかというとそうではなくて、試験に合格しなければ入学は認められませんので、敷居は高いままなのです。

試験は大体その高校の定期テストで、それを平均点以上取れれば合格という基準である事が多いらしいのですが、それが意外と高い壁らしく、落ちるケースの方が多かったりします。

やはりどうしても人は高めの学校を狙ってしまいますからね。落ちてしまうわけです。

なので転学するなら自分の今の学力より偏差値が10くらい下の所でないと合格はできにくいのです。そのため公立でリベンジ受験というのは無理なのです。

つまり公立一本(滑り止め私立無し)で受験する場合は、最初から絶対に落ちない高校を選ばなければならないという事です!

確実に受かる公立高校を選べばいい

単純にツーランク程学力の低い学校を選べばほぼほぼ確実に受かるというわけです。

ツーランクとは偏差値で言えば「10」とします。

だから偏差値が40前後しかない子の場合はこの方法は成立しませんが、偏差値40以下の公立高校は定員割れで全入も珍しくないので逆に余裕で入れたりします。

でも偏差値60の子であれば偏差値50の高校を受ける分には合格確実なので公立一本でも問題ないという事です。

ただし子供がランクを下げて高校受験したくはないと言う場合はもちろん成立しませんけど。

でも偏差値を下げても校風や立地が良いという理由があれば、その学校を選ぶ理由としては充分なのです。

三年間しっかり通える立地(距離)と校風(学校全体の風紀)であるか、まずはそこを重視しましょう。

高校は公立にして大学(専門)の為に金を貯めるべし

私立高校も授業料無償化でかなり緩和されてきたのは良いことなのですが、それでも公立と私立の三年間にかかるお金は100万円ぐらいの差があるのが現実です。

おそらく進学する大学は私大に行くのだから、せめて高校の段階では公立で出費を抑えるのが貧乏人の知恵と対策です

私立高に行かずに公立に行ければ単純に100万円程浮くわけで、この差額はデカいです。

その三年間の間に計画的に稼いで貯金して、専門大学の進学資金に取っておくのが利口です。

近年は大学も貧困世帯であれば授業料無償化の恩恵を活用できるので、入学金その他の分を準備するだけでなんとかなりますから、金銭的には私立高校と同じぐらいの感覚で大学に行けるというわけです。

公立高校しか受験させない親はヤバい?

これが一般の声であるという事は覚悟しておかなければなりません。

公立高校しか受けさせない親は最低、子供が不憫という印象は持たれるでしょう。

それでも経済的に貧困であるなら仕方ないですものね。

見栄を張って私立高校に行かせてしまって、入学した後になってお金が払えないとあたふたする方が無計画でだらしない親という事になります。

今時なら借入制度も活用できるので、必死に働いて最終的に納金する意思があればなんとかなるものですが、それでもそれは借金という形になるので、果たして借金してでも子供を私立高校に通わせたいのか、じっくりと考える必要があるでしょう。

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失敗しない受験対策

高校選びは中三の夏からじゃ遅いです。

余裕を持って中一中二のうちから周辺の高校をリサーチしておくのが親の務めでしょう。

家から近い公立高校を選べ

意外と一番に重要視されてない感があるのですが、個人的にはこれが何より一番重要であると考えます。

自宅から一時間以上もかけて電車を2回も乗り換えて通うような場所にある学校を選んでも、3年間朝から大変な思いをするのは子供です。(弁当を作る親も早起き必須ですが)

とにかく近場であるに越したことはありません

そうなるとやはり公立が良いという事です。

更に駅から近い学校が良いです。(あんまりないけど探せばある)

家から電車一本数駅区間で行けて、駅から近い公立高校を選択する

偏差値は二の次

その高校が自分の偏差値より「5」低いぐらいが確実に受かるので理想的ですね。

自分の偏差値と同じか、それ以上の場合は私立併願を考えなければならなくなりますが。

うまい事あれば良いのですが、なかなかそうもいかないのかもしれません。

その為にも余裕を持って受験できるように、ある程度学力(偏差値&内申)を上げておく必要はあります。

成績は高ければ高いほど学校を選べる

なので中学の定期テストは常に5教科400点以上、通知表オール4をキープしたいところです。

それ以下ですと学校が限られてきますし、私立高を併願受験しないと最悪の場合行く所が無くなって定時or通信になってしまいますから。

しかしその成績になると上の高校を目指したくなって、受験でギャンブルしてしまうリスクも出てきます。

そこはしっかりと自制して、ランクを下げた公立校を選ぶべきでしょう。

ただ子供に進学校に行ってもらいたい、大学もGMARCH以上行かせたいという欲目があるならば、私立併願優遇の滑り止めありでギャンブル受験も良いでしょう。

そうなると根本から当初の公立一本という趣旨から変わってきますけどねw

なんだかんだ言っても高校のレベルによって授業レベルも変わるので、低い高校で学んでいる場合は通塾が必須になりますし、そうなると本末転倒ですからね。

くれぐれも公立一本で偏差値ジャストのギャンブル受験は控えましょう

高校受験は無理せず余裕を持って

公立一本受験というのはランクをひとつどころか二つ下げる覚悟がある者だけが出来うる稀少な価値観による選択肢なのです。

例え偏差値60の子が偏差値50の高校に入っても、三年間しっかり勉強すれば大学偏差値50の大学に進学も十分可能です。

むしろ偏差値60の高校で必死にもがくよりも、並みの高校で常にトップの成績でいるほうが精神的にも気持ちが良いかもしれませんから。

高校は大学に進学するまでの通過点です

親もお金のかけどころは高校より大学である事を解っておくべきでしょう。

結局経済的に余裕のあるご家庭は受験戦争でも超有利ということです。

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まとめ

公立一本しか受けない高校受験もアリ

私立高校はまだまだコスパが悪い

確実に受かる公立高校を選ぼう

ABOUT ME
しぇす太
カーネギーメロン大学を志し、手塚賞を狙うも挫折してからは人生に絶望して、部屋の片隅でひざを抱えて過ごす今に至る。 HSPでマイノリティ思考でうだつは上がらない。 シングルファーザーなのに無職という珍しい肩書きを持つ。 座右の銘は人生暇つぶし。