近年では小中学校の特別授業で違法薬物がいかに怖いものであるかというテーマを扱っていたりするが、それ自体は悪くない試みだと思うのですが、個人的には高校生くらいでいいのではないか?と思います。
小学校5年生に違法薬物の話をしても全然ピンとこないですよ。
子供のうちから教えることで高校生大学生になった時にもし身近に違法薬物が迫った場合「NO」と言えるようにという事なんでしょうけど、実際は普通に生活してたら違法薬物なんて物は身近に取引されるものではありませんし、相当なワルにでもなって悪の温床に近づかなければ接触する機会はないはずなんです。
それだったら人を殺したらどれくらいの量刑で裁かれる事になるのか‥等、犯罪の量刑について教える方がまだよっぽど有意義かと思うのです。
小中学校での違法薬物特別授業は必要ない
高校ならいいけど、小中学校でわざわざ取り扱うものではないかと思います。
うちの子も言ってましたけど、どんな物なんだろう?と要らぬ興味関心を子供に持たせるだけで、かえって害悪で余計な知識なんじゃないかと。
これを扱おうと決めた大人の自己満足と浅い知見が垣間見れます。
薬物中毒者の悲惨な末路とか見せられても、小学生ぽかーんですよ。
それだったら酒やタバコの依存症リスクの方がまだ身近に捉えられると思います。
中学の保健体育で酒とタバコの害悪性については扱いますけどね。
若者が安易に人を殺す事件が後を絶たないのは教育不足
一方で20代やハタチ前後であっさり人を殺めてしまう事件が後を絶たないが、これはもう単純に想像力が欠落していて、人を殺したらその後何十年も刑務所に収容されてしまうという当たり前の事を全く想定すらしていないから起こるのである。
近年よくある将来に絶望系や死刑になりたいから殺すみたいなタイプはどうにもなりませんが、闇バイトでなんの怨みもない他人を安易に殺したり、お金欲しさやその場のノリで人殺しに加担してしまうようなバカな若者は教育によってもう少し減らすことは出来ないかという事です。
それこそ義務教育期間(小中学校)で教えるべきなんですよ。
殺人に限らず強姦や窃盗等で逮捕された場合の細かい量刑を。
そしたら大人になった時、そんな状況に立たされた時に頭をかすめるはずなんです。
つまらない犯罪行為で自分の人生が何十年も刑務所暮らしになるという事を。
これがよぎるかよぎらないかで大きく道が分かれるはずなんです。
犯罪行為に走ってしまう輩は頭にそれがよぎらないからなんです。
想像力がはたらけば躊躇するものなのに、知識すらないから何も解らず目の前の欲望の為に安易に罪を重ねてしまうのです。

人をいじめるとどうなるかを小学校低学年で教えるべき
それこそ小学校低学年でもっといじめの授業をやるべきなんですよ。
ただ被害者が自殺してしまう場合もあるというのではなくて、加害者がどのようなリスクを背負う事になるかをむしろ教えるべきでしょう。
まず前提としていじめ被害者のバックには親や家族がいるという事。
その親や家族に恨まれたらどのような面倒事が起こるのかということ。
被害者が直接不意に攻撃してくることもありえるということ。
いじめ被害者が加害者を刺した事件例を教材に扱ってもいいでしょう。
そうすることで子供ながらにいじめはリスクがあってコスパの悪い行為であると学ぶはずです。
もちろんそれでもいじめをゼロにすることは無理でしょう。
でもその芽を詰んで限りなく減らしていく事は可能かと思います。
重要なのが小学1年生2年生の道徳授業でしつこくソレを扱うという事です。

まとめ
義務教育で教えるべき内容をもっと吟味すべきで、もちろん投資の授業もあっていいと思います。
英語も小学1年生からリスニングの授業を進めていくべきだと思います。まだまだ中学での進捗が急速で、逆に小学校の英語の授業がゆるすぎると感じます。
6年間で少しずつやっていけば今の中一の授業内容分は小学校で補えるはずです。
道徳の授業はもっと踏み込むべきだし、いろんな現実の事件を扱って生徒一人一人に考えさせるべきでしょう。
「人を殺して(いじめて)はいけないのは何故か」をまず明確に大人は子供に教えるべきです。
学校で先生が言うよりも、本来は親が子供に直接伝えるべきことでしょう。
