マンションアパート公営団地にお住いの方々にとっては半年に一度の恒例の義務である消防施設点検。
これが行われる半年に一度は、賃貸よりも土地持ちの一軒家に居住する暮らしの方が正解ではなかろうかと感じるのです。
毎回見知らぬ男性が土足で部屋に上がり込んできて、各部屋の押し入れ(クローゼット)を開けて中を全部見られるんですよ?
私が20代女性だったらちょっと無理ですよ。
半年に一回の消防施設点検が嫌すぎる!
昔はなかった気がするんですが、基本的に集合住宅に住んでる賃貸弱者は、半年に一度消防点検という名の私生活全裸検査で、見知らぬおっさんに家の中の隅々をチェックされるという法的義務を背負います。
しょっちゅうお客さんを気軽に自宅に招いてるような人ならそんなに気にしないんでしょうけど、滅多にというか全然全く他人を家に入れる習慣がない人間にとっては、他人が自宅に入ってくるというのは結構な大事件なのです。
別に今更家の中が汚いだとか、掃除しなきゃとかそうゆう事ではないのです。
むしろそこはどうでもいいのです。
この消防点検の何が嫌かって、各部屋の押し入れ(クローゼット)を全て開けられるのがなんともたまらんのです!!
一般人にも分かりやすく言うなれば、逮捕された者が留置所に入る前に全裸検査として尻の穴までチェックされる時(通称カンカン)のような感覚ですかね。(経験ないし!!)
そのくらい人権度外視の辱めというか、屈辱とまではいかないんだけど、強制的に無機質に性器の異常はないか医者にまさぐられてるような感覚に近いというか。
さすがに慣れましたし、別にどうってことはないのですが、作業員がチェックしてる時のこちらの手持無沙汰感というか、何処を見て何をしてればいいのか判らなくてモジモジして途方に暮れるんです。
俺は何も気にしてないよ!って感じで視線を別の方に向けてたりします。(作業員は作業で忙しいからこっちの事など見ていないのに)
賃貸暮らしにプライバシーはないのか?
そもそも人ん家の押し入れ(クローゼット)って、どんなに親しい間柄でも開ける事もなければ覗くこともためらわれる秘めたるプライバシー空間ですよね?
生活保護受給申請者の住まいチェックですら押し入れ(クローゼット)は開けないと聞きますし。
それなのに火災報知器が何故か押し入れ(クローゼット)の中の上部に取り付けられてるもんだから、いとも簡単に開放が義務付けられてしまうのです。
普通見られたくないものを押し入れ(クローゼット)に隠して仕舞うわけじゃないですか。
だけどその隠し場所を全部開けて見せろってなると、その見られたくない物はいったいどこへ隠せばいいのか?移籍先がみつからないわけです。
まぁ、布なんかを掛けて被せときゃいいだけなんですけどね。
実は政府と裏で繋がっていて目的は別にあるのではないか?
当方猜疑心の塊なので、裏で何か別の目的があるんじゃないか?って本気で疑っております。
だって部屋の隅々に火災報知機を何個も設置して、しかも何故か押し入れ(クローゼット)の内部にもって、実際おかしいですよ。
しかも頻度も半年に一回って多くないですか?
おそらくね、ペット禁止のマンションとかでペットを飼ってる事がこれで発覚したら、作業員がこっそりチクるんだと思うんですよ。
あと年老いた親の死体が発覚するのも案外このケースかと。
その意味ではこうゆう私生活チェックというのは必要な事なのかもしれませんが、心情的にはイヤですよね。
ただやっぱり公営住宅に住んでるのに、家の中がすごいゴージャスで羽振り良さそうだとしたら、やはりそれも役所に通達されると思うんですよ。
ボロい公営団地なのに、家の中はシャンデリアやクイーンベッドがある老婆とかわりと居そうですし。(別にいいんだけど)
だからやっぱりこの消防施設点検っていうのは、少なくとも半分は別のチェックが目的だと思うわけです。
拒否したり居留守したらどうなる?
実はこれ大家さん(家主)に対しての法的義務なのであり、賃貸の住人は拒否しても罰則はないそうなんです。
だからどうしてもイヤだと言うならば、ハッキリ断ってもいいですし、何度か居留守を使ってもお咎めはありません。
おそらく二年に一回(4回に1回)くらいの割合で応対すれば許容範囲内かと。
ただ毎度毎度拒んでいると立ち退きを迫られるかもしれませんから、やはりそこは柔軟に対応するのがベターかと。
外出していたら大家さん立ち合いのもとで勝手に鍵を開けられて中に入られたというケースもあるそうですから、バックレるとリスクが伴います。
因みに私は律儀で真面目な性格なんで毎回渋々受け入れています。
だってやましいことなにもないからね!!
点検する側も嫌だろうな
でも実は迎え入れる住人側もさることながら、仕事で点検する作業員の方も嫌なんだろうなと思いますよ。
作業員の方からしたら、若い独り暮らしの女性の部屋でもない限り他人の部屋の内部なんてものに興味関心なんてないでしょうし、むしろ異臭を感じたら一刻も早く退出したいと思う事でしょう。
他人の家ってなんか変な匂いがするような先入観がありますし、できればどこの箇所も触れたくないでしょうし。
仕事と割り切って無表情に礼儀正しく作業をこなす点検屋さん、頑張ってると思いますよ?
でもね、以前までは「汚くてすみませんね~」なんて言ってたんですけど(本当に汚い)、もうね、あえてそんな社交辞令言わない事に決めました。
無言で気難しそうに腕組んで仁王立ちで圧を与えてやろうかな、と。
そう思ったんだけども、やっぱりキョドっちゃいましたね。
「ご苦労様です~」なんつって。
まいったぜ。