そもそも昨今のアイドルの寿命は長すぎですよ!
解散するより継続した方がファンクラブから摂取できる等商売的にも利益があるからで、むしろわざわざ解散する理由がないのかもしれませんが、グループが10年20年存続するというのは不健全な印象しかありません。
嵐もAKBもモー娘も今すぐ解散せよ!
嵐は今年いっぱいで活動休止と前々から発表が成されてますが、もうハッキリと解散と謳った方が良いと思うんですよ。
確かに数年後に5人で歌う可能性は全然ありえるのですが、その時は一夜限りの復活だとか期間限定復刻祭とか銘打ってやればいいわけで、再結成なんていくらでも許されるご時世なのですから、いったん華々しく解散した方がいいはずなんです。
siesta-nightmare.hatenablog.com
AKBやモー娘なんかはメンバーを入れ替えて半永久的に存続させるアイドルグループ商法を取り入れて久しいですが、年々人気は縮小傾向にありますし、もはや惰性で運営している老舗のデパートみたいな感じで、このまま続けてる限りグループの名前は伝説にならないので大きな視点で見るとマイナスなんですけどね。
目先の利益を手離せないみみっちさが透けて見えるのが痛々しいです。
グループは解散しなければ伝説にはなれない
個人でいえば引退、グループでいえば解散しない限り、伝説として語り継がれることはないのです。
活動に終止符を打つことでこれまでの活動を振り返ることができるわけで、おしまいにしないと明確な評価も与えられません。
終わらない夏休みなんてちっとも楽しくないですし、死なない命なんて儚くも美しくもありません。
全ては終わりがあるからこそ、その中に意味を見出せるのであって、終わりの来ない物語なんてサザエさんのように退屈なだけです。
ビートルズの場合
ビートルズがなんであれほど偉大なのか、それは絶頂期に解散したからです。
もしソロをやりながら中途半端にバンドも存続していたとしたらどうでしょう?
きっと人気も徐々に下降線を辿り、アルバムが20枚以上あったりしたらお腹いっぱいで求められるものもなくなるでしょう。
だから特にグループは解散しないと価値が薄れていく一方なんです。
早々と解散したアイドル&バンド15選
あみん 活動期間1年半
82年7月~83年12月まで。アルバム2枚。
大学の同級生友人コンビでヤマハのポプコン経由でデビュー。
デビュー曲が年間一位のミリオンとなるが、才能と人気のコンビ格差に堪えられなかった相方加藤が学業に専念したい、芸能界は居場所じゃないとぐずり解散する。
- アーティスト:あみん
- 発売日: 1996/05/17
- メディア: CD
コンプレックス 活動期間2年
88年12月~90年11月まで。アルバム2枚。
友達ノリで結成して喧嘩別れで終わるというダサすぎる顛末。
期間限定お祭りユニット感が強く、消化不良で残念な印象。
布袋に至っては「商業的成功以外何も得るものがなかった」と捨て台詞。
逆に吉川は脱アイドルで転身できたのでメリットだらけだった。
フリッパーズギター 活動期間2年
89年8月~91年7月まで。アルバム3枚。
多くを語らず突然の解散で予定されていたツアーも全て中止に。
元祖渋谷系であり、謀らずもこちらは伝説に。
その後二人ともソロで更に飛躍したので結果オーライ。
- アーティスト:フリッパーズ・ギター
- 発売日: 1995/05/25
- メディア: CD
センチメンタルバス 活動期間2年強
98年9月~00年12月まで。アルバム2枚。
ブレイクしてこれからという時期に突然プロジェクト終了。
解散理由なども特に語らずフェードアウト。
後年natsuによると「売れたことで求められる音楽とやりたい音楽にズレが生じた」とのこと。
何言ってんだって感じですね。好きだったのになぁ。
でも結局のところは二人の不仲説が濃厚なようで、最初からビジネスな関係のような印象だったけど違ったのでしょうかね?(恋仲な感じはいっさい想像できませんでしたが)
秋則の狂った鍵盤プレイとサウンドメイクには才能を感じたし、natsuに売れ続けるために媚びるしたたかさがあれば‥ね。
そう考えるとELTはビジネスライクに徹してるよなぁ。
- アーティスト:センチメンタル・バス
- 発売日: 2000/08/02
- メディア: DVD
アクセス(access) 活動期間2年半
92年秋~95年春まで。アルバム3枚。
事務所の契約上での大人の都合により(貴水の移籍に伴い)、沈黙という名の活動休止。
絶頂期でありながらもその後浅倉はT.M.Rでアクセス以上の成果を産み出したので、アクセスを惜しむ声はオタの間だけに留まる。(後に再結成)
access大好きでしたねぇ。
最後の三部作ではオタファンが求めるままにホモホモしい演出を惜しみなく表出してたのはプロ根性を感じました。
access visual works 1992~2007 [DVD]
- 発売日: 2014/02/19
- メディア: DVD
キャロル(CAROL) 活動期間2年半
72年秋~75年春まで。アルバム3枚。
メンバー間の亀裂により解散とのこと。
この短すぎる活動期間でありながらも伝説として語り継がれてる理由は矢沢永吉のカリスマ性に他ならないが、ヤンキーロックのパイオニアというのもでかい。
- アーティスト:キャロル
- 発売日: 2003/01/22
- メディア: DVD
おニャン子クラブ 活動期間2年半
85年春~87年秋まで。アルバム5枚。
夕やけニャンニャン番組終了と共に解散する。
あくまで番組主体の企画グループであったということ。
後の秋元康48グループのモデルケースでもあり、多人数アイドルグループの革命的なアイコン。
- アーティスト:おニャン子クラブ,内海和子,うしろゆびさされ組,国生さゆりwithおニャン子クラブ,河合その子withおニャン子クラブ,城之内早苗withおニャン子クラブ,渡辺満里奈
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: CD
BaBe 活動期間3年
87年2月~90年3月まで。アルバム5枚。
元気に歌い踊るアイドルユニットとして洋楽カバーデビューで大ヒット。
だが2曲目をピークに人気は半年しか持たず、二階堂の妊娠入籍により解散となる。
解散理由やデビュー時の年齢詐称など時代を感じさせる。
時代が10年遅ければ近藤はバラドルとして生き残れたかもね?
- アーティスト:BaBe
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: CD
SPEED 活動期間4年
96年春~00年春まで。アルバム3枚。
元々事務所社長の方針は短期的なユニットの構想であったため、2年目から解散の話がすでに浮上していたが、想定以上に売れたので先延ばしに。
解散後3回も再結成を繰り返す始末で、さすがに都度解散する意味も不明で、結局再結成を繰り返したことが価値を大幅に下げてしまった悪い見本。
一度も再結成しなければきっとそこそこ伝説として取り上げられていた事だろう。
BIBLE -SPEED BEST CLIPS- [DVD]
- 発売日: 2011/04/27
- メディア: DVD
少女隊 活動期間4年半
84年8月~89年3月まで。アルバム8枚。
少年隊より先にデビューし、都倉俊一と秋元康がプロデュースするも、災難不幸続きの話題性だけのアイドルとして最後までパッとせず。
少女隊Complete Singles Forever 1984-1999
- アーティスト:少女隊
- 発売日: 2016/08/24
- メディア: CD
ピンクレディー 活動期間4年半
76年8月~81年3月まで。アルバム5枚。
デビューから丸二年間は破竹の勢いで社会現象に。
紅白辞退とアメリカ進出で一気に人気が急降下して明らかな落ち目による解散。
その後誰も望んでいないのに再結成を5回繰り返している。
79年で解散していれば伝説になりえたかもしれない。
ゴールデン☆ベスト ピンク・レディー~コンプリート・シングル・コレクション
- アーティスト:ピンク・レディー
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: CD
キャンディーズ 活動期間5年
73年4月~78年4月まで。アルバム11枚。
レコードデビュー前からドリフの全員集合でレギュラーを務めていたので認知度は高かったが、シングルの売り上げは伸びず解散発表後のラストシングルで初めて1位を記録するという意外な経歴。
メンバー間の仲は悪くなかったのにその後再結成が一度もないのも意外。
平成のキャンディーズことPerfumeが清楚なアイドル魂を継承している。
GOLDEN☆BEST キャンディーズ コンプリート・シングルコレクション
- アーティスト:キャンディーズ
- 発売日: 2011/06/08
- メディア: CD
YMO 活動期間5年半
78年7月~83年12月まで。アルバム7枚。
細野と坂本の不仲も相まって81年いっぱいで解散予定だったがレコ社側の商業上の理由で引き延ばされる。
散開から10年後の93年にアルバム「テクノドン」を発表するも活動は継続せず。
以後細野と高橋が二人で不定期に活動したりしなかったり。
UC YMO [Ultimate Collection of Yellow Magic Orchestra](Blu-spec CD)【完全生産限定盤】
- アーティスト:YMO
- 発売日: 2009/08/19
- メディア: CD
BOOWY 活動期間6年
82年1月~87年12月まで。アルバム6枚。
解散して海外進出したいと申し出ていた布袋が当時妻である山下久美子のツアーに松井と高橋を呼び寄せたことで仲間外れにされたと拗ねた氷室が、渋っていた解散を決意する。
シングル1位を獲得した絶頂期の最中の解散は他に類を見ない。
常に再結成を望まれてきた色褪せることのない超人気バンドだが、氷室が頑なに首を縦に振らないため、今後も実現はなさそうだ。
光GENJI 活動期間7年
87年8月~94年8月まで。アルバム12枚。
デビューから1年間の瞬間最大風速は絶大で、その人気は社会現象にもなった。
しかし89年のバンドブームでアイドル冬の時代到来で一気に撃沈するもリリースやコンサート活動はコンスタントに続け、年々減る一方のファンの数を知りながらのボロボロになっての解散で、そこから更に一年契約の都合上5人体制で活動するも、後輩のスマップに完全に追いやられる形で終了。
事務所に残る者と退所する者と割れたため、再結成はできないまま。
- アーティスト:光GENJI
- 発売日: 1994/08/02
- メディア: CD
まとめ
こうして見ると二人組って解散しやすいことが判りますね。(当然か)
ユニットを除外すると売れたバンドでの最短はキャロルであり、アイドルグループとしてはおニャン子になるのかもしれません。
ももクロなんていったいいつまでやってるつもりなんでしょうね。
モー娘もAKBも現在のメンバーの名前と顔を一般人はほとんど認知してませんよ?
Hey!Say!JUMPなんかも需要があるとは思えませんし、KAT-TUNやNEWSなんてもう完全に解散の機会を逃した感があります。
解散は最後の切り札です。
この切り札は出し惜しみしていると効力も切れてしまいます。
そして再結成はしない方が伝説として語り継がれるものです。
もちろんアルフィーやサザンやB’zやミスチルのように一度も解散せずに継続してるバンドは筋が通ってて良いのですが、人気もないのに惰性で続けてるようなグループは見苦しいのでスパッと解散した方が後々再評価される可能性もあるというものです。
10年以上続くグループなんてビジネスとしての株式会社です。
そこに魅力なんてないのです。
斜陽であるなら辞める事こそ前向きな選択というものです。
それは一般の社会人でも同じです。
しがみつくのか、次のステージに行くのか。
人生は選択(決断)の積み重ねなのです。