いじめ事件簿

娘がいじめられて父親が激怒して教室に乱入した二つの事件例

自分の可愛い子供がいじめられてると知ったら親としては冷静ではいられなくなってもおかしくはありません。

むしろ愛情があれば自然な流れではないでしょうか。

子供から事情を聞いて主犯の名前を聞き出したら、まず通常は学校の担任に連絡するのでしょうが、ひとつひとつ話し合いだの踏まえているうちに、結局直接加害者に辿り着く事もないままうやむやにされてしまうような事もよくある話で、そうこうしているうちに怒りもクールダウンして、どれだけ被害者側が傷つき怒っているかを表明できずに終えてしまいかねないものです。

やはり鉄は熱いうちに叩けではないですが、怒りに任せて教室に乗り込む親の気持ちというのは決して非難できるものではなく、少なくとも子供は親の愛情をストレートに実感するのではないでしょうか。

娘がいじめられて父親が学校に乱入した二つの事件例

こうゆうのはどこかで年に一度は起こっていても不思議ではないのですが、意外とないみたいで(事件化表面化されてないだけなのかも?)、実際に大きくニュースで取り上げられたものが2件ありました。

どちらも偶然被害者は女の子でいじめっこ側は男児で、クラスに乗り込んだのは父親です。

石川県灘町小学校高学年(2011年10月)の場合

50代の父親が授業中の教室に突然入って複数の児童へいじめの有無について直接聞いた。このうち「覚えていない」と答えた男児に怒り、担任の制止を振り切って顔面を5、6回こぶしで殴ったという。男児は鼻血が出るなど軽いけがをした。男児はいじめに直接関与していなかったという。男児の両親は津幡署に被害届を出した。

最後のオチが残念で仕方ないですが、気持ちはわかりますよね。

ただこの男児が例え直接関与した主犯ではなかったとしても、この答え方はよくないですよ。

せめて「僕はよくわかりません」と言うべきでしょう。

覚えてないなんてのは逮捕された容疑者が最初に言う虚偽のセリフとして定番ですので、むしろ「お前か!」と父親が勘違いしてしまうのも無理はありません。

だって本当に知らなかったら「知らない」って言うでしょう。

覚えてないなんてのは黒の政治家の言い逃れにしか聞こえないんですよね。

ですが鼻血が出るほど5,6発も殴る父親は完全に常軌を逸していますね。

せめて平手で一発パチンであれば被害届を出される事はなかったでしょうね。

 

この件の反省点は教室に乗り込んだ事ではなく、主犯を特定していなかったことに尽きます。

娘に主犯を指定させてからにするべきでしたね。

おそらくこの父親も最初は手を出すつもりはなく、クラス全員にいじめ防止を説きたかったのかもしれません。

娘としては恥ずかしいかもしれませんが、親の感情としては理解できる人も多いのではないでしょうか。

せめて殴った相手が主犯であればカタルシスもあったのですが非常に残念です。

中国浙江省温州市小学校(2018年9月)の場合

こちらは中国の案件ですが、10歳の一人娘が怪我をさせられたことに怒りを爆発させた36歳の父親が、小学校に押しかけ同い年の加害男児を持っていた果物ナイフで数回刺すなどして殺して逮捕されました。

顔に痣ができて「目が痛い」と泣いて帰ってきた一人娘から事情を聞いた父親は「この子をこんな目に合わせた奴を殺してやる」と逆上し、近くにあった果物ナイフを持ってすぐさま学校に向かい娘の教室に怒鳴り込んだ。
娘を殴った男子児童を見つけた男は「お前が娘を殴ったんだな。お前を殺してやる」などと叫び、男児を斬りつけようとしたが、男児は教室を飛び出してトイレに逃げ入り、個室に飛び込もうとしたが、父親がすぐに追いかけてきて男児の行方を塞ぎ、何回も男児の身体を斬りつけ刺したという。

これはちょっと凄惨すぎてさすが異国(中国)といったところでしょうか。

最初から殺意を持って凶器持参で侵入している事からさすがに擁護もできませんが、それでも子供を傷付けられた親の気持ちとはこうゆうものなのだと知らしめる上で、過激ではありますがひとつの教材になりえる事案ではないでしょうか。

これを道徳の授業で扱うべきです

千葉県我孫子市小学校(2020年10月)の場合

追記です。国内NEWです!

男子児童の顔面を殴り土下座をさせたとして、我孫子署は17日、傷害と強要の疑いで我孫子市、自称会社員の男(54)を逮捕した。容疑を認めている。(千葉日報オンラインでは実名)

逮捕容疑は15日午後1時ごろ、自宅近くの市道で、同市に住む市立小学4年の男子児童(9)の顔面を手で複数回殴り、打撲の軽傷を負わせ、その場で土下座をさせた疑い。

同署によると、男子児童と容疑者の娘は同学年で、15日は他にも複数人の友人と集団下校をしていた。その際に、男子児童の傘が佐藤容疑者の娘の頭に当たるトラブルがあった。

泣きながら帰宅した娘から「(男子児童に)傘で殴られた」と話を聞いた容疑者が激高。娘と一緒に家を出て、男子児童を見つけた容疑者は「娘に謝れ」と言いながら、男子児童の顔を平手や拳で複数回殴打。その後「正座しろ」と言い、男子児童は土下座をしたという。

男子児童と保護者は15日夜に被害届を提出。男子児童は体調不良を訴え、病院で診断を受けた。

出典元:千葉日報

出典元:児童の顔面殴り、土下座強要 同級生の父を容疑で逮捕 「娘に謝れ」と激高/千葉県我孫子市

このニュースに関してネットの反応はやはり賛否両論ですが、若干逮捕された父親の行き過ぎた行動はアウトとして見る見解が過半数みたいでした。

個人的にはこの父親の行動は理解もできますけど、やはり複数回殴打はダメか。

多分この男児の態度が悪かったとは思いますよ?

そもそもわざとじゃなければ娘さんにその場で何度も謝るはずだろうし、本当に自分に非があるという申し訳ない気持ちがあるのなら、例え父親に殴られ土下座を強要されても一辺倒に謝罪して、被害届なんて出そうとは思わないはずですから。

やはり根本的には悪ふざけであったり、日頃から女生徒を軽んじていた可能性は否めない事は容易に推測できるのです。

このような場合は冷静に学校を通して男児の親に謝罪を要求する手順を踏むのがセオリーではあるのですが、必ずしもスムーズに事が運ぶ保証もありませんし、怒りの感情を殺して時間の経過をやり過ごすのも精神衛生上よくないですし、まぁ動いちゃいますよね。

結果逮捕で被害者側が加害者側にすり替わってしまったわけですが、一方男児側の保護者は即被害届を提出して病院で診断書を取るという極めてぬかりのないクールな対処の仕方で、憎いくらい完璧なんですね。

どうせなら女児の父も娘が泣いて帰ってきた時に警察と病院に駆け込んだらよかったのにね。

これを機に女児がうしろゆびをさされる事になるのは絶対にあってはならないし、男児側も被害者ぶらないで傘の件についてはしっかり謝罪をすべきかと思いますけどね。

少なくとも自分の娘が泣いて帰ってきても何も出来ずじまいの親よりは、こんなふうに行動しちゃうパパの方がストレートでいいと個人的には思います。

娘さんには「そんなこと頼んでないのに!パパのバカ!」って責めないでほしいですね。

純粋に自分のために怒ってくれたんだって父親の愛情を感じ取ってほしいところです。

被害親はもっと感情的になっていい

取り上げた3件はどちらも感情的になりすぎた失敗例ではありますが、それでもだからといって被害親は冷静であれとまとめるつもりはありません。

むしろ子供の為に感情的になって学校に乗り込む親というのはもっと居てもいいはずです。

これぐらいしないと学校は対処しないし、加害児童も反省なんてしません。

なのでモンペアと呼ばれようが愛する我が子が傷付けられたのなら学校に出向いて「どうゆうことだ!?」と怒りを表明する事はなんらおかしなことではないはずです。

ただひとつだけ注意しなければならないのは、感情的な演出をしながらも心の中では冷静さを持つということです。

そして今後子供がより良い学校生活を再び送れるようにするという目的をしっかり定めた上でアクションを起こすべきということです。

どんな理由があっても大人が他人の子供を殴ってしまっては逮捕されてしまいます。

被害者なのに逮捕されてしまっては問題が本末転倒になってしまいます。

なので良識の範囲内で正しく怒りの感情を伝えて、解決へ導く脳内シミュレーションを描いてから実行に移しましょう。

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まとめ

上手に怒りを表明せよ!

子供は親の行動力を見ている!

親は学校にどんどん乗り込め!