今年もウジテレビの27時間テレビの総合司会を断りもせず務めている”ふがふが”ことビートたけし(72)であるが、「つまんなくなったなぁ」「何言ってるか全然聞き取れねーよ!」と言うTV視聴者はいっぱいいるが、芸能村のみならず一般社会、ネット界隈においてもタレントビートたけしが嫌いだという”アンチ”を私は見たことがない。
この実績と露出において全くディスられないというのは異常で実に恐ろしい。
ビートたけし笑えない!つまらない老害芸人に引退勧告を
もはやこんな事言うのは王様は裸だ!と叫ぶ少年くらいなのかもしれません。
おそらくは最大のタブーであり、これを言う者は翌日海に沈められてしまうのかもしれないと思うくらい、本当に全く誰も言いません。
北朝鮮のカリアゲ黒電話と全く同じです。
周囲の取り巻きが常に作り笑顔を絶やさない所とか佇まいとかソックリです。
たけしが何か言えば面白くなくてもとりあえず笑っとけ
という暗黙の了解が業界において確実にはびこっており、その空気感はモニター越しに見るお茶の間にまでひしひしと伝わり、非常に歪で重たく嫌な空気が流れます。ハッキリ言って超ストレスです。
しかも滑舌が悪すぎて何を言ってるのかもよく判らないから余計にタチが悪いです。
共演者大変やな~と見てるこっちが番組出演者に要らぬ同情すらしてしまいます。
そのためたけしの発言終わりに笑う準備をして待っている共演者ですが、近年のたけしはオチも付けずに真面目なコメントで締める事もわりとある為、肩透かしで苦笑いに留める共演者の反射神経による反応を確認するのが視聴者側の笑い処でもあります(複雑高度な笑いですねぇ)。
横の誰かが一言「マジメか!」って突っ込めば笑いも起きるはずのに、誰も突っ込まないので尚更たけしが哀れです。
しかしこれはツッコミを許容する空気を出していない大御所側が悪いのです。
本番前の挨拶の時にでも「遠慮なくつっこんでくれよ」と一言言っておくべきでしょう。
そうでないと画面に映るたけしは権力を象徴する置物にしか見えず、タレントとしては致命的であるが、それでも未だに出ずっぱりなのはいったいどれほどの権力だというのか。恐ろしい限りである。
ビートたけしは笑わない
私が一番感じ悪いなぁと思うのは、たけしは誰かがウケた時、ほとんどいつも真顔なのである。
なんにでも愛想笑いする二流司会者も気持ち悪いが、それでも明らかにそこそこ面白い発言があっても、その発言主がB級タレントだと全く興味を示さず台本に目をやっていたりする事が実に多いのだ(さんまか松村だと笑う)。
島田紳助という唯一の反抗勢力
逆にたけしが何か言えば全員もれなく笑うのが芸能界の決まりだが、ただ一人しかめっ面を通していたのが今は亡き島田紳助で、二人はひょうきん族以降不仲な為かほとんど共演はないのだが、10年程前の紳助司会の27時間テレビ内の深夜のさんま枠で、スタジオのさんま紳助がたけし扮する火薬田ドンの体を張ったおふざけを見守るという恒例の構図で、ワイプでバカ笑いするさんまとは対照的にいつもにも増して眉間にシワを寄せてまるで理解ができないといった反応で無言に徹する紳助の態度が非常に印象的だった。
漫才のタイプからヤクザのつきあいまで類似する両者だけに相まみえないのかもしれないが、紳助引退時のたけしのコメントも素っ気なく、深い溝を伺わせた。
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たけしを批判した人物
芸能界でたけしを公に批判した人物は「北の国から」の脚本家の倉本氏ぐらいしか他におらず、倉本氏はたけしより年長で実際映画でも絡んでいるのでどこまで本気で批判しているのかは定かでないのと、そもそも芸能人ではないので、それ以外では調べても皆無で、たけしがそこまで万人に愛されてるような聖人君主な人物とはとても思えないし、どちらかといえばハッキリ賛否の分かれる類のタレントだと思うのだが、だとすると本当に批判することを許されないヤバい存在であるという事実に信憑性が増すというものだ。
カリスマと老害の狭間
一般視聴者層でいえば、おそらく40歳以下からは芸人ビートたけしの何が面白くなんでこんなにも祭り上げられた存在なのか全くもって不可解であるに違いない。
おそらくは映画で成功したから、監督としての実績で箔がついたのだろうと受け止められていると推測されるが、それだったら俳優と歌手の二足草鞋で大成功の福山雅治なんてどれだけ神扱いされていてもおかしくないわけで、やはり全盛期の80年代においてすでにトップオブトップの地位に君臨していたたけしには一言では言い表せないカリスマ性を有しており、現在50代の多くの信者が多感な時期に受けたその衝撃を未だに持ち続けている結果、今でも王様としてのその立ち位置を許されているのだろう。
若者から見れば呂律のまわらない置物ジジイでしかないわけだが。
吉田豪勘違い恫喝エピソード
TVタックル収録直前にゲストコメンテーターのインタビュアー吉田豪氏に直接詰め寄ったたけしは「以前俺の顔が曲がってるとか週刊誌に悪口書いておいてよく出てこれたなおい」とアウトレイジさながらの迫力で恫喝し、数十分後収録最中にスタッフから名前の似た違うライターとの誤解だと知らされて、カメラの回ってる中で吉田に対して「さっきは悪かったな兄ちゃん」と謝罪したたけしであったが、これを間違いを素直に認めて頭を下げる潔い大御所として番組では美談仕立てに報じたのであるが、さすがに半分くらいの視聴者はドン引きしたのである。
この件に関しては恫喝は収録時でないのだからこの問題をわざわざテレビで流さなくても済んだはずであるが、きっちりとりあげた事に関してはあっぱれであるが、相手が芸能ライターの吉田豪氏だけに後日書かれて曝されるよりも、先手を打った方が傷が浅く済むとも考えたかもしれないが、その後もきっちりたけし自ら丁重な謝罪文を吉田宛に送ったそうであるが、それでもこの事実は覆らない。
自分をディスった相手を許さないという器の小ささが露見したもので(しかも内容が笑えるレベル)、勘違いであろうがなかろうがこの裏の顔エピソードは非常に心象が悪いと言える。
これでもし大御所なのに悪い時は即謝罪するたけしはやっぱり立派だとか思うバカがいるとすれば、ちょっと頭の手術をした方が良いでしょう。恐ろしく胸クソエピソードではないか。
- 作者:高 信太郎
- メディア: 単行本
対等に話せる芸人がいない王様の悲劇
たけしに限らずだが大御所になると対等なタメぐちトークのできる相手が極めていなくなる。
先輩の年長者や異業種の達人を前に珍しく縮こまる大御所が見たいというわけでもない。
上下関係の全くない同級生のような関係のトークが見たいのだ。
コンビであればそれも拝見できるが、ピンの大御所となると大御所同士でも格を意識してしまうのと、遠慮が生じることで自然なタメぐちトークを見る事はできない。
事実さんまは紳助が横に居る時が一番面白い(だからといって紳助の復帰を望んではいないし紳助も嫌いだが)。
たけしはタモリ程ではないにしろデビューが遅かったのでひょうきん族時代でもトップを張りながら一番年上でもあったため、必然的に王様になってしまったという経緯がある(デビューが遅れたからブレイクのタイミングがあったとも言えるが)。
また相方であるきよしも見た目年上に見えるがたけしの方が3つも上なので、このため人気格差以前にきよしはたけしに対して相方なのに最後まで対等でいられないどころかどんどん上下関係が明確になっていってしまったのもまた残念である。
これは結果的にたけしにとっても不幸な状況を生んでしまった感があるのではないか。
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映画監督・北野武
散々ボロカス言ってきたからフォローするわけでは決してないが、映画監督としての北野武は個人的に大好きである。
基本的に暗く、乾いていて、叙情的であまりハッピーエンドではない、シニカルな作風は王道ハリウッド映画が大嫌いな自分としては観てて癒されるのである。
B級臭くてとても売れる要素があるとは思えないのだが、やはりここでも裏の権力が働いてるのだろうか?w
デビュー作もソナチネもキッズリターンもアウトレイジも好きだけど、中でも全く不評で不人気のフラクタル三部作(TAKESHI’S/監督ばんざい/アキレスと亀)が特に好きですね。
誰にも叩かれることのないたけしですが、この三作品だけはなぜか誰からもボロカスに叩かれてますけどね。
あと本人監督の映画だけでなく、基本的に俳優としてのたけしも嫌いじゃないです。
その意味でもバイク事故以降は映画に専念してタレント業からは完全に撤退してくれていたら、私もここまでたけしを嫌う事はなかったのになと思います。
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晩節を汚す離婚と事務所問題
この件に関してもテレビのワイドショーは誰一人としてたけしのダメな部分を正当に批判するコメンテーターはいませんでしたね。
「たけしさんはお金いっぱい取られてますからね笑」といった具合で本当にテレビの忖度が気持ち悪いのです。
そりゃ元妻も森社長&軍団もエグイ金額貰ってるでしょうから口も閉じるんでしょうけど、特に軍団の存在は最初から気持ち悪かったですね。
多分私がたけしを嫌う一番の理由は殿と呼ばれて軍団を引き連れている姿にあったのだと思います。
完全にヤクザのソレと変わんないですからね見た目。軍団もクズばかりだし。
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森社長を囲って恫喝「刀出せ」
18年2月事務所にて軍団を引き連れたたけしは株とカネについて森社長を糾弾、元運転手が週刊新潮に売った音声にはしっかりとたけしの声でヤクザさながらに「刀出せ!」という仰々しくも緊迫した当日の状況が録音されており、今まで分の株とカネを返せと森社長に対して詰め寄るたけしのリアルアウトレイジが完全再現されていた。
今後森氏が証言をすれば事態は風雲急を告げる事にもなるが、その可能性が極めて低いことから、ここまで確かな証拠が挙がってさえいてもテレビは忖度でスルーし、たけしは何事もなかったかのようにテレビに出続けるのだろう。
我々に出来る事はスポンサーに対し苦情を入れるくらいしかない。
あれっ?こんな時間に誰か来‥うわっ、ちょっ、やめ、あ
ビートたけし再婚
追記。この度お騒がせのビートたけし(73)が再婚したそうです。
こんなにめでたくもない、誰も祝福する気がおきない結婚も、なかなかないんじゃないでしょうか。
きっちりケジメをつけたつもりなんでしょうが、わざわざこの年齢で籍を入れなければならない理由なんて本来ないはずなんですが、自身の死後の権利財産をこの社長夫人に捧げるというたけしなりの意志表明なのでしょう。
ここまでくるとアンチたけしの私でも「たけし正気かよ!?洗脳されてるんじゃないの?」という印象を持ってしまいますが、まぁどうでもいいですけどね。
ただ不倫略奪婚である事実に変わりはないので、しっかりそのようにワイドショーで叩かれるべき事案なはずなんですけどね。
テレビはたけしを絶対に叩きません。
講談社みたいに殴り込まれるのが怖いからなんでしょうか。
実に情けない。
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たけしは滑ってる事に今も気付いていない
最近、「たけしはテレビで喋らなくなった」って言われる。 違うんだよ。俺、収録ではよく喋ってるんだ。 だけど、テレビ局が意識的に録画を増やしていて、ちょっと放送するとヤバそうなコメントは局のほうで判断して事前に外してるんだ。だから面白いことをずいぶん喋ったつもりなのに実際の番組では無口に見えてしまう。
出典元:現代ビジネス
「ビートたけしはつまらなくなった」は本当か? 本人がいま明かす「現状と理想」(ビートたけし) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
まずつまらないコメントだからカットされてるという謙虚な思考は1ミリもないということだ。
そして面白いこと=毒舌であるといつまでも勘違いしておられるようです。
無茶苦茶言ってもたけしなら許される。
ずっとその風潮を勝ち得てきたけど、その無茶苦茶がもはやセンス無くてつまんないのに、毒が強すぎたからカットされてると思い込んでいる。
たけしは基本何を言っても許されるというアドバンテージがあるわけで、何言っても誰も怒れないし仕事を切られる心配だってない。
でも単純につまらなくて不快なだけのコメントならば、これ以上たけし=老害でオワコンというイメージを明確にさせないために、わざわざ気を利かせて局側が滑ってるコメントをカットしているということに本来感謝すべきだというのに。
指摘してくれる人間がひとりもいない組長状態では仕方ないのかもしれないが、そうゆう者は全て無礼者として切ってきた故なのだろう。
もうテロップがないと何を喋ってるのか全くわからないほどひどい状態であるのに、引退せずにタレント稼業を今も続けてるところをみると、まったく自身の話芸を客観的に見れてもいないのだろうし、置物化してる自分を恥ずかしいとも思っていないようだ。
この人は自ら勇退するという考えは微塵もなさそうなので、60代のたけし信者のテレビマンが実権を握ってる限り、まだまだギャラ泥棒の天下は続くのでしょう。残念!
ビートたけし恩人バンダイを訴える泥沼訴訟
これまでにたけしが作った映画はバンダイがDVD化して販売してきたわけだが、そのバンダイナムコアーツを相手取り「6738万円を支払え¥」とたけし本人直々に訴訟を起こしたのだ!
海外使用料に基づく著作権侵害による損害賠償とのことだが、たけしはオフィス北野を退社して、18年12月以降はバンダイがその権利を引き継いだわけだが、つまりそこからの使用料はバンダイからたけしへ支払われるが、それ以前のものはオフィス北野が筆頭株主であるため、バンダイは関知しないとして交渉は決裂し、それに納得できなかったたけしが訴訟を起こしたという顛末である。
だが大方の弁護士らはこの件に関してたけしの主張はムリスジであり、無茶苦茶とのこと。
たけしといえば100億は所持してると思われるが、その大富豪が恩のある会社に対して1億にも満たない額を言い掛かりのような理由で訴訟して、晩年を汚すだけでなんの得にもならない事をしているのが甚だ疑問であるが、これも再婚による影響なのかは謎だが、やはり確実におかしくなってきていることは間違いないだろう。
さすがにそろそろ自滅寸前か?
独裁者が夢だったビートたけし
「私が本当にやりたかったことはお笑いではありません。お笑いは二番手でした」「私の夢はただひとつ、独裁者になることです」
最新著書:弔辞より抜粋
たけし軍団を作ってお山の大将気取るのも、昔オウム真理教の麻原彰晃と興味津々で対談してたのも頷けるというものです。実に腑に落ちます。
冒頭で述べたようにたけしと北朝鮮の指導者の印象が似てると感じるのもそのためです。
この人はずっと昔から現在に至るまで独裁者という立ち位置にこだわりと野望を抱き続けており、芸能界で揺るぎないトップの位置に長年居座り続けているにも関わらず、未だに満足してないふうなのは、冗談抜きに皇帝の地位を睨んでるからであり、天皇には勝てないという限界に本気でモヤっていそうで恐ろしい。
本当に怖い人です。
「ふがふが」言ったら「あはは」と愛想笑いしてやり過ごすしかありません。
そりゃ誰もつっこめないわ。