どうしたらいいでしょう?
もう随分と昔の失態や自分だけが忘れられずに覚えてる嫌な記憶が突然脳裏に思い出されて頭を抱えてしまいます。
顔から火が出る程ではありませんが、あの時なんであんな事言ってしまったんだろう‥とか、なんであんな事してしまったんだろう‥とか、なんで立ち止まったまま何も出来なかったんだろう‥とか、ものすごく些細な一瞬に対して後悔のし通しです。
思い出したくない記憶のフラッシュバックに苦しむ
人は忘れる事のできる生き物です。
それは本能による自己防衛手段なのですが、時に優れた記憶力がそれを邪魔し、呼び覚まします。
それも何か繋がりのある行動をしたわけでもなく、全くふとした拍子に訪れるものなので困ったものです。
ふと過去の残像がフラッシュバックして嫌な気持ちになる事は多かれ少なかれ誰にでもあることだとは思う。
だが、僕の場合それがほぼ毎日ある。これは苦しい。
深い業を背負い後悔だらけで生きていく痛ましい人生・・
何をしていても「どうせいつか死ぬのに」と脳裏に浮かんでくる。
全てが馬鹿馬鹿しくなってくる。
救いようのない悲劇的な事件や事故を悪趣味の如く何度も回想しては考察を重ねる。
その都度思うことはやはりこの世はどうしようもなく理不尽でやるせないということ。
そして誰もがその真実から目を逸らしてどうでもいいような事柄について必死になって論じ合ったりしている。
人付き合いが全くできないのでこんなに生きてるのに友達が一人もいない。
僕は自分の時間が何より大事なので、他人と時間を共有する協調性も全くない為、必然的に孤独を選んだ結果なのだろうと思う。
中学生時代の愚かで未熟な自分が許せない
個人的にフラッシュバックする光景は子供時代に遡る事がほとんどです。
本当にどうでもよくてくだらない瞬間を切り取った場面場面が鮮明に蘇ります。
例えば中学一年の休み時間。
私が密かに好意を抱いていた隣りの席の女子が、うっかり筆箱を落として文具が派手に散らばったんです。
私はその傍で友人数人と談笑していたのですが、そのままどうでもよい会話を続けてました。
本当は拾ってあげたいのに・・!!
すると一緒に談笑していた一人の男子生徒が何も言わずに三角定規を拾ってあげたんです!
あぁ、なんで俺は・・。
何故私は動けなかったのか。
ひやかされると思ったんですね。
なまじっか好きな女子だったが為に、自然な行動がとれなかったのです。
いや、好きでなくともこの当時は女子に対して関わる=ひやかされると思って何も出来ませんでした。
が、そいつは何も意識せずに拾ってあげたのです。
そしてその行為に対して誰もひやかしたりもしませんでした。
ただ、4~5人いて拾ってあげたのはそいつだけでしたけど。
でも私はそんなクソどうでもいい一瞬に対して、何十年と経過した今も後悔に苛まれてる自分に対して、ただ恥ずかしくなるのです。
ね、バカでしょ?
ケンカの記憶
それから中二の時はしつこくからかってくる男子に堪忍袋の緒が切れて廊下でつかみ合いのケンカになったんだけど、そしたらよそのクラスの連中が数人囲んで煽ってきて「やれやれ!もっとやれ!」ってけしかけてくるんですね。
どちらかというと僕を応援してくれてる感じもあったので、期待に応えて暴れちゃえばよかったのですが、当時の僕は煽りに乗ったらピエロになってしまうと変に冷静に気付いてしまい、その状況に醒めきってしまって、勝てるケンカを無効試合にしてしまいました。
煽った連中は「つまんねー」と言って別々の教室に散っていきました。
今思えばあの時、弱いくせにいじってくる相手に対して、下品に力を鼓舞して周囲に見せつけてやればよかったと後悔してるんです。
中学男子なんて暴れてナンボです。
なめられキャラを逸脱するチャンスを大きく逃した分岐点だったようにも思います。
消したい黒歴史と恥ずかしい過去を忘れたい
小学生編
小学5年生の時でした。
マンションの屋上の柵を一周回るという度胸試しをみんなでやりました。
一周できた者は「すげぇ」と称賛されましたが、私は四角の一角で引き返す程度でしたが、それでも命懸けのバカな行為をしてしまった事を今でもすごく後悔しています。
怪我しなかったし結果オーライなのですが、今思えば「僕はやらない」と言える方がよっぽど賞賛すべき「勇気」だと思います。
小学4年生の時には自ら主催してクラスの人気投票を行った事がありました。
でね、さすがに自分で主催しただけあってか僕が一位だったんですよ。
実際クラス内での人望もそこそこ厚かったんで。
間違いなく人生のピークでしたね、あん時が。
でね、調子に乗ってコメントに「二位の人と一票差だったのでもっと大差をつけたかったです」なんて書いちゃったんです。
すげー天狗ですね。
で、後日クラス新聞に掲載されたそれを見て母親に「随分偉そうなコメントだね」って言われて無性に恥ずかしい気持ちになったのを覚えています。
僕の感覚としては「一票差のギリギリ一位なんだよ」っていう謙遜したつもりだったのですが、明らかに言葉足らずというか全く伝わるはずがない嫌なコメントだった事にそこで初めて気付いたんですね、もうあとの祭りですが。
それからはなるべく出過ぎた真似はしないようにと、もっと慎重に振舞わないといけないなと自粛したんですけど、自粛しすぎてどんどん内向的になっていきましたね。
でも学校でセンセイが募るアンケートってやつわもっとくだらなかったですけどね↓
いじってきた相手を妄想の中でボコボコにする虚しさ
大人になってからのフラッシュバックもたくさんあります。
20代の頃ですが、酔っ払いにからまれても大人の対応でスルーしてしまいました。
あの時、困った顔してるだけの弱弱しい自分に喝を入れたいです。
そんなんだからナメられるんだ!
酔っ払いだって勝てそうな相手を実は冷静に選んでます。
私は不名誉にも勝てそうな相手として選ばれたという事に腹が立ちます、今でも。
バイト先の先輩というだけで8つも9つも年下の奴にマウントをとられた事もむかつきます。
そんな年までバイトしてる自分が不甲斐ないだけなのかもしれませんが。
そいつともイイ歳してとっくみあいになったんですよ。
僕がキレて先制攻撃には成功したんですが、向こうはケンカ慣れしてる様子で足をつかまれてひっくりかえされて壁に何度も何度も頭を叩きつけられて、メガネもふっとんで後ろから羽交い絞めにされて「謝ったら放してやる」って言われたんだけど、意地でも謝りませんでした。
あのとき謝ってしまっていたら、最大の黒歴史として今でも苦しんでると思います。
でも8つも9つも下の奴にケンカで負けた悔しさはぬぐい切れません。
だから内藤選手が亀田兄弟を倒したのはいろんな意味で嬉しかったです。
フラッシュバック~後悔と嘆きと苦悶
あの時口ごもらずにちゃんと言い返せばよかった
あの時あいつを思い切り殴ってやればよかった!
あの時恥ずかしがらずに好きだっていえばよかった・・
あぁ、それにしても過去に出会ったムカつく奴等を忘れた頃に復讐してやりたいが、面倒くさくて出来ないでいる。
やはりその時にやらなきゃ意味がないし、自分が弱かったのだと認めざるをえないので、そこを反省するしかないのか。
それにしても嫌な気分だ。
なので私はウインナーに包丁で切れ目を入れる時、嫌がるそいつの肉体に切れ目を入れてる妄想をしながら料理をしていたりするのです!!
そいつが「悪かった!助けて!!」と泣いて命乞いをする姿を思い浮かべながら、ウインナーに切れ目をいくつも入れるのです。
引きますよね。アブナイよね。
自分を苦しめるだけなのに。
フラッシュバックが己の心を蝕み続ける。
嫌な記憶は永遠の傷跡。
全部忘れたいよ。
過去を振り返るな!
嫌な奴よりいい人を思い出せ!
過去は変えられないが今から自分は変えられる!