子供に自殺されて一番ツライのはまぎれもなく親です。
友達なんて所詮他人なので一年もすれば自殺した友人の事を思い出さない日の方が多くなります。
が、親はどうでしょう。多分10年以上毎日苦しみ続ける事になるでしょう。
親の監督不行届
それでも残酷ですが一番責められるのは親なのです。
誰が責めるのか。それは親ご自身でしょう。
なんで子供が死ぬほど悩んでることを察してあげられなかったか。
忙しかったから?いつもと変わらないように見えたから?
なんで子供は死ぬまで親に相談しなかったのか。
信頼されてなかったから?出していたサインをスルーされて諦めた?
自問自答は延々続きますが、時を戻せない以上失われた命は還ってきません。
そうなってしまわない為にも、まだ幸運にもそうなってない私達は常日頃から意識して子供の振舞いや言動や表情をチェックして気を配らなければなりません。
もちろん子供だって家の中の顔と学校の外での顔は違いますが、近親者であれば絶対に悩みを抱えてるか否かくらいは判るはずなんです。
それが判らないようでは厳しいですけど親として失格なんです。
親だって忙しいでしょうけど、そんなの言い訳にもなりません。
どんなに忙しくたって同じ屋根の下で暮らしている限り、ひと言ふた言話しをするはずですし、しなくてはいけません。
思春期の男子だと話したがらないかもしれませんが、それでも雑談を通してコミュニケーションを図るのが親の務めですし、うざがられようとも最低限気にかけているというこちらの意思を態度で伝えるだけでもとても意義があるのです。
子供と何を話していいかわかんないなんて言ってる親も当然失格です。
子供扱いせずに一人の人間として質疑応答すればいいだけですし、なにより思春期の子供が何を考えているのかなんて親からしたら興味津々の対象物じゃないですか。
ズカズカ無神経に踏み込んでやればいいのです。親にはその権利があるのですから。
何を話せばいいかわかんないなんて子供に興味がないと言ってるようなものです。
子供の事を愛しているなら話す事なんて山のようにあるはずなんですけどね。
自殺を選ぶ子供の心理
なぜ自殺なんてしてしまったのか、親はこの凄惨な結果を受け止める事ができません。
当事者の子供だって鬱の錯乱状態なのでマトモな心理状態でなかったのは確かでしょう。
おそらくもう耐えられない、限界だ、この世界からおさらばしたいといった心境で自殺を謀るのでしょう。
耐えられなければ耐えなくていいのに、限界なら休めばいいのに、そう言ってあげられる立場の人間は親しかおりません。
ですが自殺してしまう程悩んでるなんて能天気な親は知る由もないので、そんな言葉をかける余地もないままに、先走って自殺をされてはどうにもできません。
ですが必ずSOSのサインは出しているはずなんです。
「学校に行きたくない」「お腹が痛い」「食欲がない」などなど。
その時に無理をさせず休ませて、「最近どう?」って話を聞くべきなのでしょう。
言葉通りを鵜呑みにして正露丸や食欲促進剤を飲まそうとしてはいけません。
その際に勉強なんて家でもできるんだから、家でしっかり勉強するなら学校に行かなくたっていいんだよと明確に伝えておくべきでしょう。
たったそれだけで子供の心は随分とラクになるはずです。
家で勉強すれば学校へ行かなくてもいい
もしかしたら学校へ行ってる時よりもすすんで勉強するかもしれません。
お金はかかりますが週2回ほど家庭教師をつけるのが良いでしょう。
大事なのは親が子供の事を一番に考えてあげられているかということです。
保護者にしかできないこと
つまり子供を救えるのは親しかいません。
学校に責任転換するような親であっては子供も心を開くはずがありません。
一番悪いのは加害者の子供です。二番目に悪いのはその親です。
先生や学校なんて配置された建造物でしかないと考えてください。
対処できるのは親だけであり、子供に対して世界の広さや未来の無限の可能性を教えるのも親の役目なのです。先生なんかじゃありません。
だからどうか絶対に学校や先生にどうにかしてもらおうなどとは考えずに、親として最大限子供と向き合って、最善を尽くしてください。
仕事して家事するだけで精一杯やってるなんて思わないでください。
手が離れてもまだまだ子供なんです。
幼少期の頃と同じように子供を見守り続ける事を怠ってはいけません。
親なんだぞ!と自信満々に子供に改めてその立ち位置を知らせてやりましょう。
子供の様子に気を配れ!
心配しすぎくらいが丁度良い!
一番大事な存在を再確認しよう!