いじめ事件簿

SNSいじめ対策/LINEツイッターで誹謗中傷されたら

埼玉川口中学連続いじめ事件概要

埼玉県川口市立の中学校でネットへの誹謗中傷書き込みによるいじめに遭い、不登校になった元男子生徒(現16)が母親と共に中傷書き込みをした加害者三匹を特定して訴訟を起こし、そのうちの一匹は同級生の父親と判明し、事実を認めて謝罪をし、30万円を支払うことでこの度和解が成立した。(二匹は訴訟前に既に和解が成立)

尚、今月9日にも別件で川口市戸塚の中学校を昨年卒業した元男子生徒(15)がいじめを苦に自殺未遂を繰り返した末に「教育委員会は嘘ばかりで守ってくれなかった」というメッセージをノートに書き残してマンション11階から飛び降り自殺をしている。

同じ川口市内で同学年で明暗が分かれた二件の結果から見えてくる対処のあり方を今後の教材として学び取り入れるべきである。

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SNSいじめ対策

昨今におけるいじめの定番スタンダードになりつつあるスマホを介したSNS中傷行為。

直接的な暴力や脅迫強要行為に比べてぬるい印象は否めないものの、外部に見えにくい為に発覚しにくく、陰湿非道な言葉だけで被害者の心を打ち砕く名誉棄損の犯罪行為だ。

被害に遭っている子供が書かれた内容を親に見せて伝える事などは通常ありえるはずもなく、スマホを眺めては傷つき、それでもチェックせずにはいられずまた打ちのめされて、心が病んで蝕まれて完全な鬱状態になったところでようやく親は子の深刻な変化に気付く。

今回の訴訟内容は匿名ネット掲示板への実名誹謗中傷に対するものであった為、まず掲示板の管理者へ書き込みをした者を特定する為に情報開示を請求するところから始まる。

ネット案件に強い弁護士への依頼は必須で、プロバイダーへの要請やら裁判所への提訴など非常に骨の折れる大変な手順を踏んでようやく加害者の特定にこぎつけるといったもので、保護者が強い気持ちと行動力を併せ持たなければ到底訴訟まで辿り着く事は容易ではない。

その意味でも本件における被害男子生徒の母親は非常に力強く素晴らしい保護者力を発揮したと賞賛されるべき親の鑑と言えるのではないか。

しかし実際にはこのようなSNSいじめは多発しているにも関わらず、このように訴訟問題にまで発展する事など極めて稀であり、そのほとんどが被害者の泣き寝入りで幕を閉じる結果に終わる。

今回の件を皮切りにどんどん被害者とその親が訴訟を起こしていくことで、少しずつ確実にいじめの芽を摘んでゆく方向に向かう事を切に願う。

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LINEツイッター動画は決定的証拠の産物

SNSいじめの場合は文字として証拠が残ることから被害者がその気になれば加害者を仕留めるのもさほど難しくはないという事実を理解しておこう。

LINEやツイッターであれば匿名掲示板よりも特定は簡単であるし、ほとんどの主なSNSいじめ中傷行為はLINEかツイッターによるものだろう。

その内容をスクショして証拠として手持ちに確保するだけであなたの勝利です。簡単ですね。

あと動画でいじめ行為を撮影して流出させるという頭のおかしい自爆志願の加害者も居たりしますが、そのような愚か者には冷静に名誉棄損と侵害行為への告訴の準備を整えよう。

また、女子の間で多いのがLINEのグループ外し、いわゆるデジタル仲間外れだが、この場合は犯罪行為とまでにはならないので、相手側にその理由を求めて返答(暴言)を誘発するか、いじめ禁止というLINEの利用規約を突き付けて主犯格に内容証明を送り付ける事で収束させる事は可能かと思われるが、LINEのアカウントを削除してくだらない関係をこちらから断ち切ってしまう方が賢明でもある。

無視されたと塞ぎ込むのではなく、逆にこちらが無視してやるのです!

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成功例と最悪な結末から得る教訓

前者の訴訟が一年間の闘いの末に和解による終焉を迎えたのに対し、後者の自殺エンドはなんとかならなかったのかという課題を残す結果となってしまったが、教訓を得るには充分な過程が見えてくる。

こちらの自殺した生徒は自殺未遂を三回も繰り返した挙句の教育委に裏切られての絶望の末の自殺となると、これはもっと大きく取り上げて然るべき案件である。

自殺した生徒は長期間不登校であったが、その期間に自殺未遂もしてしまうほど追い詰められていたのにも関わらず三年生になってから再び登校してしまった。

いじめはいっこうに収まらず、学校側まで生徒とその保護者を批判する始末。

ネットで誹謗中傷を受けるなど大人も交えてエスカレートしていった。

ここで学ぶべきはやはり速やかに転校手続きをすべきだったという事に尽きる。

中三で受験だから登校させないとと焦る気持ちも理解できるが、だったらストレスのない新しい環境を何故用意してやれなかったのか。

教育委員会にまで話がいってるのであれば教育委員会側が転校の手段もあると示唆するべきではなかったか。被害者を追い出すみたいでそのような提案はしにくいというのはもちろんあるだろうが、そうであればやはり被害者側(親)は転校を望む意志表示をすべきであった。

いじめをしていた当事者加害生徒達は現在しれっと高校生活を送っている事実を思うだけで胸糞悪く、自殺した生徒の親はこれから長い闘いをもって息子の仇を討つべく全身全霊を懸けて巨悪に立ち向かってほしいと願う。

本件を決して風化させてはならない。

いじめの解決策は学校(教育委員会)や先生に期待しないことよく被害者の親が何度も学校に改善を要求したのに結局何も変わらなかったというのをニュース報道などで見聞きしますが、このようなシーンを見る度...