子を持つ親へ

修学旅行に行きたくない子は行かなくていい【林間学校】

学校最大のイベントと言えば修学旅行じゃないでしょうか。

なにせ泊まりで学校の連中とノンストップで何十時間と行動を共にするわけですからね。

これは学校大好きっ子にとっては超絶楽しみなイベントではありますが、学校嫌いの陰キャにとっては出来れば避けたい恐怖の罰ゲームに他なりません。

でも学校行事も義務教育の一環であり、参加するのが当然で、不参加表明は相当な理由と保護者の捺印が必要となります。

修学旅行に行きたくない子はどうすればいいのでしょうか。

林間学校(移動教室)に行きたくない子は行かなくていい

まずここでも同調圧力により「え!?行かないの!?」と、行かないという選択肢はありえないという空気が全体を支配します。

なので行きたくない子というのは少数派の変人であるということを自覚した上で、それでも自分の気持ちを尊重して意志を貫かなければなりませんが、十代(ローティーン)の子供にとってそれは結構な気力が必要とされるわけで、我慢して周囲に迎合した方が楽な気がして得てして流されてしまうものです。

しかしそれで本当に良いのでしょうか?

そんな調子だとこれからの人生ずっと自分の感情を押し潰して多数派に流されて空気を読みながら生きてゆくことになります

敵は「嫌なことから逃げるのは良くない」と最もらしい言葉で制圧してきますが、嫌なことにいちいち対峙していては身が持ちませんし、逃げるのが正解なんです!

嫌なことからは逃げていいんだという価値観を強く肯定すべきなのです!

自信を持って言ってやりましょう。

「行きたくないから行かない!」と。

それだけで充分な理由です。

行って後悔するより行かなくて後悔した方がいい

つまらない大人がよく言います。

「修学旅行は一生の思い出になるから行かなかったら後悔するよ?」と。

でも私が保証します。

つまらないと判りきってる修学旅行に行って疲れて帰ってくるだけなら、行かない方がいいと。

行って後悔するよりも、行かなくて後悔するぐらいの方がいいということです。

行かなくて後悔ということがもしあるとすれば、楽しかったんだろうなぁというプラスのイメージが持てているという時点で、精神状態が極めて良好な証です。

でも行って後悔するというのは、わざわざつまらない記憶を追加するだけなので、無駄というかマイナスなのです。

回避できるものなら事前に回避するべきなのです。

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子供に行きたくないと言われたら親はどうする?

親の立場からすれば、子供に行きたくないと言われるのは想定外でドキッとします。

普通の健全な子供は遠足やイベントごとがあれば「わぁ~い♪」と喜ぶものだというテンプレがあるからです。

しかし我が子は違う‥。

みんなが楽しみにするイベントを楽しめない、マイノリティとしての人生が暗雲をよぎらせます。

しかしうろたえてはなりませんし、説得するのも違います。

だからと言って「はい、そうですか」と全面的に受け入れろというわけでもありません。

親は親なりの見解で子と向き合ってじっくり話し合うべきでしょう。

決して考えを改めさせる方向で諭すのではなく、まずは何故行きたくないのかを聞き、学校生活にうまく適応できずに友人関係に悩んでいるならば、無理強いしてはいけません

そのうえで保護者の権威で「お前の気持ちは解った、だが行け」と命じるのも親の特権ですが、親であると同時に保護者であるのだから、我が子を保護することを一番に考えてあげたいところです。

「行きたくないのなら行かなくてもいーよ、修学旅行なんてたいしたもんじゃない」と言ってあげられるくらいの包容力を持って許容してあげたいところです。

学校の修学旅行なんて思い出にもならない

実際に学校の修学旅行なんて大人になればいっさい思い出すこともありませんし、思い出そうとしてもほとんど忘れてます。

「一生の思い出になる」なんて大嘘のデタラメです。

大人になってから友人や恋人と出掛けたり旅行したりした記憶に上書きされていくので、必然的に学校の修学旅行なんて「どこどこに行ったなぁ」くらいしか思い出せないのです。

なにが一生の思い出だよ、適当なこと言うなよ。

学生時代の修学旅行が一生一番の思い出だという人がもし居たとしたら可哀想すぎます。

修学旅行に行こうが行くまいが、学生時代の思い出なんて全部「屁」です。

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僕の修学旅行(林間学校)の記憶

私事で恐縮ですが、せっかくなので自分語りを。

小学5・6年生の時にそれぞれ移動教室(林間学校)に行った記憶はあります。

自分はバス酔いが酷い体質だったので、それはもう吐きまくりでした。

5年生の時の記憶はそれ以外ほとんどないのですが、6年生の時は友達との関係が深まって、2学期以降の学校生活が急激に楽しくなったのも確かです。

つまり修学旅行効果でクラスメートとの絆が良い方向へと導かれるというのも事実として体験しました。

中三の時は登校拒否児だったのですが、親がお土産代(一万円)を全部小遣いとして取っていいから行ってこいと言うので、渋々参加しました。

なんで親はカネもかかるのに子供に修学旅行を勧めるのでしょうね?未だに訳が解りません。

当然何も思い出に残る事もなく、つまらなかっただけです。

ひとつだけ鮮明に覚えてるのは、部屋を真っ暗にして男子十人強が無差別闇バトルをやろうとなり、誰が誰を殴ったか判らない状態で一曲が終わる間(約4分)殴り合いをしようと言うのです。

バカすぎるでしょ?でもこれが中坊男子の実態なんです。

私は隅っこで小さくうずくまって被害を最小限に抑えましたが、今思えば率先して暴れてれば良かったと少しだけ後悔しています。

その後部屋に入ってきた別室の男子が「うわっ、なにこの部屋、男臭せぇー!!」と言ってたのが印象的でした。

覚えてるのはそれだけです。

それ以外の観光とかなんにも思い出せません。

果たしてこれが体験すべき貴重なイベントだったのでしょうか?

どう考えても行かなくても(行かない方が)よかったと思います。

そして高校は当然欠席不参加です。

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まとめ

修学旅行なんて別にたいしたことない

行きたくないなら行かなくてもいい

一生の思い出になる=嘘