シリーズ化されて絶賛放映中の「ひぐらしのなく頃に」だが、今シリーズのメインヒロインとして大活躍の北条沙都子役を務める声優のかないみかさんについて、思い入れがありすぎるので語らせていただきたい。
私が初めて声優さんの「声」に惚れた、萌え声のパイオニアと勝手に位置付けております。
ひぐらしのなく頃に 沙都子の狂気怪演
シリーズ最新作「ひぐらしのなく頃に・卒」は沙都子を中心にタイムリープと惨劇が繰り返されて、沙都子の朗らかな表情と狂気の沙汰の二面性をこれでもかと見せつけられて目が離せない展開が続きますが、気になるのはやはり中の人を演じている声優・かないみかさんなのです。
かないみかさんのハスキーがかった少女声からくる絶叫と発狂の怪演がたまりません。
沙都子の高飛車で意地悪な口調がその可愛らしい声質とはとてもミスマッチで、でもそれが良いのです!
梨花役の田村ゆかりとの萌え声コラボレーション
沙都子の相方(?)の少女・梨花役を演じるのが田村ゆかりで、個人的にはこのキャスティングに「ひぐらし」一作目から嬉々として拝見しておりました。
どちらも萌え系の幼女声で、これが狂気の二面性も秘めているのですから、二粒で四度美味しいとはこのことです!(謎)
梨花と沙都子が唄うキャラソン挿入歌である「オレンジ色の風」も最高です♪
かないみか90年代ヒロインの系譜
かないみかの声優デビューは平成元年(89年)ですが、その翌年には主演作品も務め上げて、あれよあれよという間にトントン拍子で人気声優となりました。
25歳デビューなので当時の声優としてもわりと遅いですが、プロとしてはすでに完成されていたということですね。
それもそのはず、彼女の父親は劇団座のプロデューサーで、母親は声優だったんですね。
つまりはサラブレッドであり、最初からパンピーのシロートではなかったということです。
それでは90年~92年の間に築き上げたかないみかの代表アニメ作品をプレイバック!
アイドル天使ようこそようこ
デビュー二年目の90年に主演のようこ役に抜擢される。
「ようこそようこ」はホリプロの田中陽子という新人アイドルとタイアップして葦プロダクションで制作されてテレビ東京で放映されたオリジナルアニメ作品。
天真爛漫な主人公のようこにかないみかのハツラツとした声が気持ちよくハマっていた。
親友のサキ役の林原めぐみは当時既に人気声優としてブレイクしつつあり、アイドル声優黎明期の時代の幕開けすら感じられた。
因みにこの作品で脇役レギュラーだった山ちゃんこと山寺宏一と交際に発展し、94年に結婚する(06年に離婚)。
楽しいムーミン一家 フローレン
「ようこ」と同時期の90年春からのテレビ東京作品で、あの有名な「ムーミン」を限りなく原作の雰囲気に近い形でリメイクし、木曜19時のゴールデンタイムということもあり、この作品でかないみかの声が一般的にも広く認知された‥はず。
私がかないみかを知ったのもこの作品きっかけで、このフローレンの声いいな、かないみかって人か、覚えておこうと思ったものだ。
フローレンはブリブリしていて可愛らしいかないみかの声を存分に堪能できる。
それいけ!アンパンマン メロンパンナ
国民的アニメ「アンパンマン」の記念すべき第200話で初登場したのがメロンパンナ。
当時はまさかその後に準レギュキャラにまで継続するとは思わなかったはず。
こうゆう役を掴むという運要素も大事だ。
90年秋なのでこれもまだギリギリ二年目に掴んだキャラで、現在世間一般的にはかないみか=メロンパンナで脳内再生されるのがアニオタ以外の普通の人の持つ印象だ。
メロメロパーンチでメロメロになってしまうのは言うまでもない。
きんぎょ注意報! わぴこ
かないみかを不動の元気系ヒロインに印象付けたのがこの「きん注」のわぴこちゃんだろう。(91年初頭)
個人的にも超大好きでして、主人公のわぴこちゃんが好きすぎてアニメ関連のCDを買い漁っても飽き足らず、ついにはかないみかの唄うCDアルバムにも手を出して購入してしまう程の入れ込みで、俺はわぴこが好きなのか、それともかないみかの声が好きなのか、自分でもよくわからなくなっていましたw
多分正解は、かないみかの演じるアニメ声が好きだったんだと思います。
何故ならかないみか名義のCDアルバムから聴こえる彼女の歌声には萌え要素がなくて、普通にただ上手なだけで全然魅力のない歌でガッカリしたからです。
それよりも「きんぎょ注意報!」の劇中歌やキャラソンで唄うわぴこの声がたまらないのであって、改めて私はアニメでキャラクターを演じているかないみかの声が好きなんだと気付くと共に、声優が自分の声で自己満足に歌い上げるのはやめてほしいと思ったものです。
ヤダモン
92年夏からNHKで放映された「ヤダモン」もまた、かないみかの声の魅力を最大限に引き出した彼女の主演代表作。
5歳の魔女で「やだやだヤダモン!」が口癖の甘い物好きのトラブルメーカー。
10分の帯番組とはいえ、当時のNHKのアニメのクオリティは非常に高く、良質なのでもっとガンガン再放送してほしいと願います。
小さなお子様から大きなロリコンまで楽しめる、それが「ヤダモン」です。
かないみかは永遠の幼女声
こおろぎさとみとは似てるけど違います
山寺宏一が最大の黒歴史