90年代回顧録

B’zが嫌い

日本で一番CDを売り上げた歌手・グループはB’zです。

2位がAKB48ですが、AKBの人気&売り上げも落ちてきているので、どうやらB’zのトップは揺るがなそうです。

しかしなんでB’zなんでしょうかね?

海外の人に日本で一番売れてるアーティストは何かと問われて「B’zです」って答えるの結構恥ずかしい気しませんか?

もうどうせならAKBの方がまだ日本独自のアイドル文化という意味で開き直れるというものですが、B’zってちょっと猿真似日本人って感じで、稲葉のシャウトが聴こえてくるだけで体中の毛穴がゾワゾワと沸き立ってくるのです。もちろん悪い意味で。

B’zってなんで売れてるの?

ホントになんででしょうね?こっちが聞きたいぐらいです。

おそらく異常に運が良かったんじゃないでしょうか。

他と比べてものすごく何かが突出してるとは思えませんし、オリジナリティなんて皆無ですが、しいて言えばボーカルの稲葉さんのルックスと声量が大衆に受けたということでしょうか。

B’zがブレイクした1990年というのは日本はバブルの絶頂で、人口の最も多い層である団塊Jr(またの名を氷河期世代)が丁度音楽に関心を持つ中高生時代と重なり、CDバブル期の90年代を牽引する人気を得たことで、現在では考えられないような売り上げを気付いたら記録してしまっていたんですね。

極めつけはやはり90年代後半のベストアルバムブームに乗っ取って「Pleasure」と「Treasure」の2枚合わせて950万枚越えという数字がそのすごさを証明しています。

↑こちらはその更に10年後に出た20周年ウルトラ盤。

リスペクトしてる同業者が皆無

ミスチルをリスペクトしてるという後進のバンドはいっぱいおりますが、B’zをリスペクトしてるというバンドや歌手やミュージシャンは知る限り皆無に等しいです。

B’zが四人組のバンド体形じゃないというのも要因としてはありますが、でもやはりなんとなく音楽を志す若者にとってB’zの音楽というのは、コピーしたいという気持ちにもならなければ、創作意欲を掻き立てられる刺激も受けなければ、カラオケで唄いたいとさえ思えないんですね。

もちろん稲葉のキーが高く歌い難いというのもあるのですが、あれだけ売れてるにしてはB’zってカラオケでの需要は爆死レベルで低いんですね。

パクりが酷い

あとなんといってもB’zと言えばパクりでしょう。

ネットが普及していなかった90年代では洋楽マニア以外の大衆を容易に欺けましたが、00年以降匿名掲示板などでパクり疑惑検証が取り沙汰された途端に一気にこれまでの悪行がファンの間にも知れ渡りました。

これに関してB’zの全曲作曲単独クレジットのリーダーでギターの松本は、洋楽ロック好きのオマージュや遊び心だと言って一笑に付すのですが、百歩譲って4小節だけとかならばその弁明も通用しますが、さすがにイントロからAメロ・サビに至るまでほぼ丸々完コピではどんなにファンであっても擁護のしようもなければ失望的ショックに変わるというものです。

ミスチルとB’zの違い

実はそこまでB’zのことは嫌いじゃないんです。

90年代前半は普通に好きでした。

ダブルアルバム「the7thBlues」なんて名盤だと思ってます。

ただ、ここまで売れまくったことに違和感があるというだけなんですね。

B’zの対抗馬として名前が挙がるのがミスチルなのですが、こちらも爆発的な売れっ子バンドなわけですが、ミスチルが売れることには違和感はないんですよ。

何故ならビートルズのようなスタンダードなサウンドだし、ビジュアルも普通で老若男女に受け入れられそうなクセの無さだし、そしてなにより詩が胸を打つからです。

桜井も稲葉に負けない個性的なボーカルではありますが、稲葉のキンキン声に対して桜井はとにかくひたすら甘いのです。

なので好き嫌いが分かれるのはどちらかと言えば稲葉の方かと思われるので、ミスチルの方が大衆受けする要素が揃ってる気はするんですね。

ただ桜井の詩は暗かったりメッセージ色が強いので、説教臭く感じる人もいるだろうとも思われるので、その点稲葉の詩の方が頭を空っぽにして聴けるので大衆的とも言えます。

食事に例えるならミスチルは定食で、B’zは「Heyラーメン一丁お待ちぃ!」ってな印象です。

どちらも何度でも食べたくなるという点は同じです。

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B’zの個人的に好きな5曲

となりでねむらせて

3rdアルバム収録の初期の曲ですが、この辺のまだTMの影響下にあったシンセを使ったデジタルポップなサウンドが好きでしたね。

詩もストレートでありながら独特な世界観があって、よく出来てると思います。

太陽のKomachi Angel

初のシングル1位を獲得した5thシングルで、B’zの快進撃はここから始まった!

このバブリッシュなノリ、これがB’zの良さであり、全てだと思います。

ゴリゴリの重厚なロックよりも、ダンスチューン路線に回帰してくれたら見直します。

恋心(KOI-GOKORO)

ファンの人気投票で最も多くの票数を集めたシングル「ZERO」のカップリング曲。

こうゆう可愛い歌もたまには作ってほしいわけですよ。わかってんの?

松本に相談してもボツになるからやめとこうってか?

おでかけしましょ

ダブルアルバム「The 7th Blues」収録曲。

これも稲葉の詩が弾けてて曲もキャッチーで良いですね。

こんな感じの3分台の短めのポップソングをアクセントとしてアルバムの中に必ずひとつは入れてほしいよね。

MOVE

シングル「ミエナイチカラ」のカップリングだけど両A面のCFソング。

重厚ロック路線の先駆けとなった一曲だが、B’zらしさが最も濃縮されてる。

こまけーことはいーんだよ!って歌ってるように聴こえてくるんですよね、詩の内容全然わかんないけどw

いい意味でバカっぽいのがB’zの良さなのかな、と。

↑25年分のシングルのPVをパッケージしたベスト盤CD+DVD。僕も持ってますw

まとめ

B’zが好きなんて言ったらバカにされるよ?

B’zってダサカッコイイのかもしれない・・!

B’zなんてもう今じゃ誰も聴いてないよね?

今でもB’z聴いてる奴は‥‥

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