ファミコンで最も思い入れのあるコマンド式ADVが「オホーツクに消ゆ」なわけでして、これはあの「ドラクエ」の堀井雄二氏が「ポートピア」の後に作った推理刑事ものでして、当時としては非常にクオリティが高くて音楽も軽快で良作でした。
この度リメイクされるということで、個人的な「オホーツク」への思い入れを語りたいと思います。
オホーツクに消ゆで少年は大人の世界を垣間見た!
まだファミコン版が出る前の年に友人がPC版のオホーツクを持っているというので見せてもらいました。
当時はファミコン版の「ポートピア」をクリアしていて、その堀井雄二の二作目ということで非常に注目はしていたんですね。
で、オープニングまでの冒頭の東京編だけを見たんですが、キャバレーに聞き込みに行くというのがなんとも子供心にゾクゾクしましたよね。
ルナ嬢は全然可愛くないしケバいだけなんだけど、キャバレーってそうゆうものだと思ったし、ゲームとはいえそこへ侵入できるというだけでこのソフトに価値を感じましたね。
そしてファミコン版が出るわけですが、ジャレコの「燃えろ!プロ野球」と一日違いの発売でして、もう両方買っちゃいましたね。すごいバブル景気ですよ。中一ですけどw
ファミコン版はPC版を越えるクオリティで大満足でしたよ。
まずなにしろBGMが良い!!
ポートピアは無音だったのに対し(あれはあれで怖かったけど)、こちらオホーツクのファミコン版は軽快なBGMが非常に心地よく、多少操作に詰まっても頑張れるんですよ。
ブラックジャックもあるしね。これもポイント高い。
曲が好きすぎて後にサウンドトラックまで買っちゃいましたから。
裏技で当時話題になったのが入浴場での女性キャラ(めぐみ)のバスタオルはだけシーンですけど、これも微エロとしては最高なサービスでしたね。
何か取れ→バスタオル→2分間放置でめぐみが後ろ向きになってバスタオルをとるんですが、まぁ別に全然たいしたことないんですよ。でもまさかエロい命令が実現されるというのが心憎い演出というか、こうゆうサービスは重要だなって思いますね。
とにかくこの「オホーツク」という作品は僕にとって大人の階段を昇る初段だったように思います。
クリアした時は大人の世界を知った気になりましたもの。
オホーツクに消ゆで北海道の地名を覚えた!
北海道が舞台の作品なので、釧路、網走、札幌、知床、紋別、夕張など知識として蓄えられました。特に後ろの三つはマイナーですからこのゲームの影響力は大きいです。
ゲームでは「ばしょいどう」ですぐにあちらからこちらへと瞬間移動出来ますが、実際の北海道はべらぼーに広いので移動に何時間もかかります。
それでも実際にロケ地巡りをしたというブログを発見!
ゲームと同じカットを写真で収めるなんてすごいです。
私も国内で行きたい場所はと聞かれたら「北海道」と答えますが、もちろん理由はこの「オホーツク」による影響以外にありません。
追憶の流氷・涙のニポポ人形って‥なめとんか!!
今回リメイクされるスイッチ版のサブタイトルが「追憶の流氷・涙のニポポ人形」ということで、思わず苦笑してしまったというか、なめとんのか!!と叫びたくなりました。
ちょっと雑というかふざけてませんか?
何が涙のニポポ人形だよ‥。
そこ茶化しちゃあかんやろ。
それに追憶の流氷‥って演歌のタイトルかよ!!
余計な事しなくていいのに!
「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」
このままでいいんだよ!!付け加えなくていいんだよ!!
涙のニポポ人形は確かにこの作品の肝なわけだけど、だからこそタイトルでネタバレさせちゃダメだろ!!
今からでもサブタイトルを削除してほしいところです。
オホーツクに消ゆスイッチリメイク版どうなの?
今のところ画像を見る限り当時のファミコン版の絵のまますぎて逆に驚きました。
確かにこのキャラデザが味があって良いのですが、せっかくリメイクするのなら思い切って新しいデザインでも良かったのでは?と思いますけど。
更に今回単なるリメイクではなくて新たに堀井雄二氏監修のもと、新シナリオも追加されるそうで、そこはでかしたと言いたいです。こうゆうゲームなら話を膨らますのは全然アリだと思います。
むしろどれだけ追加されているのかで評価が決まると言っても過言じゃないです。
結構なボリュームで追加されてほしいところですが、多分ちょっこっとなんだろうなぁ‥。
2024年夏にリリース予定とのことですので、もうすぐですね!
この勢いで3部作最後の「軽井沢誘拐案内」もマイルドにリメイクしてほしいですね!