80年代回顧録

ルナ先生最高!氷河期世代思春期男子のいけないバイブル

少年漫画誌の中にひとつくらいちょっとエッチな漫画枠があるものですが、今回ご紹介する「いけない!ルナ先生」はちょっとエッチの範疇を越えまくっていて、ヤバかったです。

80年代後半の月間少年マガジンに連載されていて、作者は上村純子さんという女性作家で、他にも「1+2=パラダイス」という傑作も排泄してます。

後に有害図書指定を受けて規制対象となり、成人向けコミックとしての販売に切り替えられ廃刊となるのですが、これに対して当時作者は結構闘う姿勢を見せていたのですが、内容(絵)的にまぁ仕方ないかなと思う部分もありましたね‥。

いけない!ルナ先生というエロコメ

ルナ先生のストーリーは、父親の海外出張に伴い一人家に残される中学生のわたるの家に、下宿人兼保護観察者として同居することとなった女子大生の葉月ルナが、ぐ~たらで怠け者のわたるのやる気を引き出そうとエッチな個人授業で奮闘するという内容。

少年漫画という線引きとして、本番行為はもちろんないし、性的な表現描写もなく、あくまでルナ先生自らが大胆過激な露出サービスをしながら、わたるの勉強の手助けをするという名目が大前提にあり、ジャンルとしてはエロ漫画ではなくコメディ作品なのである。

もしくはわたるの成長物語として銘打つことも可能だ。

大変!わたるが死んじゃう~~!

ルナ先生は世間知らずの直情型で、わたるに対して超過保護です。

このままズボラなわたるが歳を重ねたら人に嫌われて孤独死しちゃう!または自殺しちゃう!と極端なマイナスイメージを毎回想像しては、体を張った授業でわたるに社会常識を身に着けさせようといろんなことに興味が持てるように教えます。

ルナ先生は基本超恥ずかしがり屋さんなのですが、わたるのためならと文字通りひと肌もふた肌も脱いで本人が気付かないくらい大胆な格好をしてわたるの関心を引き寄せます。

わたるのために頑張る献身的なルナ先生は、まさしく女神・天使そのものです。

ドラえもん<ルナ先生

誰でも一度は子供の頃にドラえもんの四次元ポケットがあったらいいのになぁと思ったことがあるはずです。

ですが僕はその四次元ポケットとルナ先生の二択で、ルナ先生の方を選ぶだろうなと考えるくらい、漫画の中のわたるの状況に憧れたものです。

他に何もなくても、ルナ先生がずっと傍で同居してくれれば、たぶん何に困ることもなく、満たされないこともなく、一生幸せなんだろうなぁと想像してしまうほどに、ルナ先生のキャラクターは思春期の僕のアソコを直撃しました

女教師フェチになる

この作品のせいだと思うのですが、もうずぅ~っと女教師ものが大好きな性癖になってしまいましたね。

十代の頃はレンタルor中古購入するAVの過半数は女教師ものでしたねw

でもルナ先生を越えるシチュエーションはどこにもなかったです。

ルナ先生の根底にあるのは純粋な保護と包容であり、それはもう完全に母性愛なんですね。

裏切られる心配のない信頼できる絶対的な愛情というものにだけ、心許せるのです。

ルナ先生は中坊の憧れ

中学生には目の毒というか刺激が強すぎました。

でも大人になって見るとやっぱり物足りないのです。

だからギリギリ少年漫画のていを成していたわけですが、こんなもの見せられてしまっては幾度となく元気よく精通してしまうというものです。

何百回ルナ先生でイッたか判らないくらい、特定の個人としては生涯でダントツ1位のズリネタクィーン認定です。

ルナ先生のおかげで大人になれました。ありがとうございます。

中学生当時は本当に死にたいくらいツラかったのですが、ルナ先生に救われたような気がするんですよね、マジで。

1+2=パラダイスも傑作です!

ルナ先生というキャラは現実離れしてるわけですけども、こんな人いたらいいなぁと思わせる時点で、非常によくできた作品だということです。

なんの得にもならない中坊相手にこんな献身的な下宿人の教育学部の女子大生って‥絶対ありえないですからね。

そこで上村純子先生の次作「1+2=パラダイス」では、主人公が医者を目指す優等生という設定で、玉の輿にのりたくて挑発しまくる梨花と、純粋に主人公を慕う奥手の結花の双子が織りなす設定で、これまた最高なんですがそれはまた別の話ですね。

まとめ

ルナ先生は有害図書ではなく思春期少年のバイブルだ!

氷河期世代はみんなこっそりルナ先生を読んでいた!

大事なことはルナ先生から教えてもらった!?

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