十代半ば~後半の時って深夜ラジオを聴くのが氷河期世代のデフォでした。
まだネットもほとんど流通してない時代でしたからね。
AMラジオのニッポン放送のオールナイトニッポンがまだまだ隆盛を維持してた頃でして、僕も中三くらいから聴くようになりましたね。
CMが多くてイライラした記憶しかありませんが。
ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン
最初のきっかけはウンナンでしたね。
当時(89年)すごい人気でしたからね。
10回クイズとかタコイカじゃんけんとかありましたね。
当時はナンチャンが天狗になっててウッチャンの方が少し立場が弱そうな印象でした。
とんねるずは当時から大嫌いでしたので全く聴きませんでした。
ダウンタウンのヤンタンは関東では聴けなかったのが残念無念です。
デーモン小暮のオールナイトニッポン
当時個人的には一番面白かった印象です。
デーモンや聖飢魔Ⅱ自体にはほとんど興味なかったのですが、閣下の理路整然としたトークが聞きやすかったです。
リスナーを完全に配下の者として立場関係をハッキリさせていた事で世界観が確立されていて、若者を統率するお手本のような番組でした。
閣下の悪魔的魅力は30年以上変わらないのも筋が通ってて素敵だと思います。
僕が聴き始めて半年くらいで終わってしまってすごくガッカリしましたね。
電気グルーヴのオールナイトニッポン
土曜二部の第一回から聴いてました。
その前の川村かおりのANNにハマりかけた矢先の交代だったので「なんだよこいつら‥」って感じで、初回を聴いて次回から聴くかやめるか判断しようと思ってたんですが、初回から面白すぎて大笑いですよ、もう。
ラジオ聴いてて深夜なので声を殺しておしっこちびりそうなほど爆笑したのは後にも先にもこの番組だけです。
どちらかというと瀧より卓球の方がエッジが効いてて破天荒なんですよね。
完全にいじめっこのスタンスで人間性も最悪なんだけど、守りに入るようなソツのないキレイごとをいっさい言わないから深夜の虫けらからすると好感持ててしまうんですね。
ANNの歴史の中で最も異質であり、最も面白かった番組だと思います。
渡瀬マキのオールナイトニッポン
当時リンドバーグが「今すぐKiss Me」でブレイクした直後でして、そこから二年間絶頂期でありながら木曜二部で、最初から最後まで聴き続けました。
チャンマキ(渡瀬の愛称)の素朴でピュアなキャラクターがすごく好感度高かったですね。
ラジオって人間性がすごくでるので、この人は本当にイイ人だと思いました。
二年間毎週聴いてて嫌だなと思う喋りがひとつもなくて、でもいつだって自然体なんですよ。
逆にジュディマリのYUKIなんて数分聴いてるだけで胸糞悪くて吐き気がしたけどね。
松村邦洋のオールナイトニッポン
当時「電波少年」ですでに売れっ子でしたけど、水曜二部から聴いてました。
この人は無駄に雑学の知識が豊富でラジオに向いてる人だと思うので、伊集院光みたいにラジオを主戦場として活動していってほしかったですね。
木村卓球哉とか面白かったですね。
掛布や達川のモノマネとかドラマやアイドルの話とか引き出しが多くてマニアックなんですよね。
21世紀に入ってからローカルタレントみたくなってしまったのはなんでだろ??
さくらももこのオールナイトニッポン
ちびまる子ちゃんブームの翌年秋から一年間当時の夫宮永氏と夫婦で掛け合いトークを展開する。
当時からいっさい顔出しNGでメディア出演を避けていたさくらももこがラジオのレギュラーを引き受けるとは衝撃でした。
当時のANNは生放送が売りでもあったわけですが、さくらももこに限り毎週録音が許されてましたね。
喋りからは謙虚で物腰柔らかくてすごく人の良さそうな印象を受けましたね。
夫婦の掛け合いが絶妙で、時の人でありながらやっぱり面白かったですね。
今はもう故人だなんて本当に信じられないです。
石川よしひろのオールナイトニッポン
この人もっと売れると思っていたので売れなくて残念でした。
レンタルショップにも入荷されないほどの知名度だったので仕方なくCD全部定価で買い込みました。(4枚で12000円!)
ラジオでの人柄の良さも伝わって、情熱的な歌と合わせて好きでした。
下町の兄ちゃんみたいな親しみやすい喋りで、カッコつけることもなく、でも下ネタは言わないところがいいなと思いました。(大江千里とか下ネタばっかで気持ち悪かった)
福山雅治との繋がりを強固にしてたらもっと運命変わったのかなと思ったり。
色々と不器用だったんでしょうねぇ。
伊集院光のオールナイトニッポン
金曜二部の芳賀ゆいプロジェクトの頃(終盤)聴いてました。
本当に誰だ?って感じで、しばらくオペラ歌手って信じてましたw
当時からトークが完成されてて話術が素人離れしてました。
声が腹から出てて圧倒的に聴きやすいんですよね。
陰キャのツボを押さえたリスナーに語り掛けるような独り喋りが、他のパーソナリティとは違って地味な日常をネタにすることで、近い距離感を演出するんです。
平成のラジオキング(帝王)になるなんてこの時は予想できなかったけどね。
オールナイトニッポン55周年特番(2023年2月)
追記です。
今回の特番は世代的にドンピシャで嬉しかったですね。
特に電グルと伊集院は大好きだったので、三十年ぶりにANNとして聴けるとは思ってもいませんでしたから、そりゃ聴くよね、レディコでw
55周年特番の電気グルーヴのオールナイトニッポン
執行猶予期間が明けて活動を再開した新生電気グルーヴ、というかピエール瀧。
印象としては意外にも瀧の方はあまり変わってなくて、卓球の方が少しだけ滑舌が悪くなってましたね、言葉がすぐ出てこなかったりとか。
所詮2時間だけの単発スペシャル番組なので、期待した程のものではなかったのですが、やはり二人の自然な掛け合いを超久々に聴けただけでも良かったです。
55周年特番の伊集院光のオールナイトニッポン
今回は2部オールスターズという企画でして、伊集院光がホストとなって30年前のオールナイトの2部のパーソナリティを数人迎えてあの頃を懐古するという内容で、個人的には2部の方をよく聴いていたのでまさにドンピシャな内容でした。
石川よしひろや渡瀬マキが登場してくれたのが嬉しかったです。
現役でラジオDJを続けてきてるだけあってか、伊集院は本当にいつまでも声が変わらないですね。
エンディングが川村かおりの「ZOO」で終わったのは、伊集院の粋な計らいでしょうね。
また60周年特番でよろしくお願いしますw
ラジオが青春だったなんて暗すぎる!!
ANNは深夜1時~5時の生放送枠を貫くべきだった!
AMラジオよありがとう、さようなら!