公立の三学期制の中学校の一般的な定期テストの実施回数は年に4~5回、三年間で12~15回行われます。
教員が通知表(内申)をつける上で定期テストの結果は全てではないけれど、非常に大きなウェイトを占めることはまず間違いないでしょう。
東京都は三年の二学期の成績だけを高校受験の参考に使われますが、ほとんどの県では各学年末の成績も対象になるため、中一の始めから気が抜けません。
とはいえ東京であっても二学期制の学校であっても、定期テストの重要性は根本的には同じでして、なんだかんだいっても最終的に三年生時の成績が一番重要なのはどこも一緒です。
では全部で十数回ある定期テストの中で特に大事なのはいつのテストであるのか。
それを今回主観ですが発表していきます。
中学の定期テストで特に大事な時期ベスト5
5位 中三 二学期 中間
中三の二学期は忙しないので成績つけるのも前倒しで11月末までには借り内申が決定します。つまり期末の結果が出たらすぐに教員らは通知表の作成に取り掛かるというわけです。
ですからもうその時期にはある程度成績の目星はついていて、その目星を付ける判断材料が二学期の中間テストというわけです。
主要5教科においてはここの結果で8割方一学期のと併せて決まってくるというわけです。
4位 中二 二学期 期末
中だるみの時期で多くの生徒が成績を落としやすいこの時期ですが、だからこそ相対的にもここで踏ん張ると有利ですが、勉強の内容も更に難化する時期なのでなかなか厳しいです。
中二の学年末の成績は二学期の期末テストの結果が最重要で、全てと言ってしまっても過言ではないくらいに影響度合いが大きいです。
実際にうちのケースだと一学期「5」を獲得していた得意教科二つを事もあろうに二学期の期末で70点台をとってしまった為に二学期はおろか三学期までも「4」でフィニッシュとなってしまいました。三学期の学年末ではどちらも98点取ったのにも関わらず!
つまりそのくらい二学期の期末テストは重要だという事です。

3位 中三 二学期 期末
誰もが1位と思うでしょうけど、3位です。
この時期のこれはもう最終チェックでありまして、それよりも前のテスト結果の方に寄せる形になるので、例えばそれまで20位ぐらいだった子が突然変異でこの時期に1位になったとしても、だからといってオール5になるわけではないということです。
でもやっぱり重要は重要ですよ、三年二学期の英語数学は特に難しいですからね。
でも一学期の成績と併せて二学期の成績はつけるので、この回だけを判断材料にするわけではないんだということを我々はついつい見落としがちです。
中学生の子供なんて「中三の二学期だけ頑張ればいいだろ」とか本気で思ってますからねw
2位 中三 一学期 期末
実は二学期よりも一学期の方が重要だったりします。
一学期は中間がない所も増えてますし、この期末テストは一学期と二学期の両方の内申に関係するからです。
ここで失敗しても二学期に巻き返せばいいとか言いますけど、一学期に「3」をつけられてしまうと二学期のテストを満点近く取ったとしても「5」はつけてもらえず「4」どまりになってしまうのです!
何故なら中三の二学期の成績は一学期のと併せてつけるからです!!
なので一学期の期末テストの結果というのはものすごく大きいのです。
逆に一学期に「5」をもらえていれば二学期にやらかしても「4」でおさえられるか、温情で「5」をキープという事もありえるのです。
このことからも実は中三では二学期より一学期の期末の方が重要なのです。
1位 中一 一学期中間or期末
そして栄えある第一位は中学での最初のテストである一年生の中間or期末テストです。
中間テストのある学校なら中間テスト、中間テストのない所なら最初の期末テストです。
これは本当に中三の期末テストよりも一番本気で臨むべきテストです。
最初が肝心というのが最も当て嵌まりまして、この最初のテスト結果によって生徒のその後の勉強に対する向き合い方が決まりますから。
上位に位置した子は今後も更に上を目指して頑張ろうと思えますし、下位の子はもう早々に脱落して勉強での競争に参加する意欲が芽生えなくなります。
中位の子は本人の意識次第で上にも下にもその後分かれますが、なかなかランクは変動しなくてそのままのケースが多くなります。
結局一番最初のテストで結果を出せた者だけが次のテストでも更に良い点を取ろうと本気で思えるという構図なんです。
だからこそ中一の最初の定期テストだけは保護者がつきっきりでサポートするくらいで臨むべきだと思いますし、それを推奨いたします。
きっとこれは高校でも同じではないでしょうか。

三学期の学年末テストは意外と反映されない
一年時も二年時も感じたんですけど、学年末テストの結果がそのまま三学期の通知表の成績に反映されると思いきやあんましそうでもなくて、やはり一年間トータルの評価であると言われているとおり、三学期のテスト結果はほとんど影響ないくらいに感じました。
つまり三学期で巻き返しや帳尻合わせが出来ないということでもあります。
二学期の成績にそのまま引きずられる印象を受けました。
なので三学期の学年末テストは良くも悪くも一番影響力がないです。
つまり三学期からエンジンかけて頑張ろうとしてももう遅いという事です。
一学期と二学期の評価を合わせて三学期を決めるという感じですから。
三学期の学年末テストは出来ても出来なくてもそんなに反映されないということです。

一学期が基盤になるのでスタートダッシュが大事!
二学期の成績が強く印象に残るので大事!
定期テストは全部大事