子供が引きこもりになってしまったら、母親はオロオロしてしまいます。
将来に悲観して無理心中を謀ろうかと脳裏をよぎる程に追い詰められる人もいます。
何も死ぬことはないのにアホですよね。
例えずっとひきこもっていたって、罪を犯してるわけでもないのにね。
じゃあ我が子が引きこもりになったら親はどうすればいいのでしょうか。
引きこもり自立支援施設にあずける?
結論から言うとこれは絶対によくないので強制送還はやめましょう。
人権侵害に抵触します。
親の育児放棄、怠慢虐待にあたります。
ひきこもりが長期化して家庭内暴力に発展してしまい、どうしていいかわからなくなって、ようやく外部に助けを求めるというのはすでに手遅れなのです。
そうなる前にしっかり親子でコミュニケーションをとらなければいけません。
怖いとか何話せばいいかわからないとか言ってるようでは親として失格です。
子供が引きこもりになってしまったといってパニックになるのもダメです。
ずっしり構えて今後について子供と向き合ってゆっくり話をするしかないのです。
子供の進路を手伝えるのは親だけです。外部に頼るのは最終手段です。
最終手段になる前に放置せずにできる事を親はしなければいけません。
子供の心を開く事、子供の適性を見定めて将来の仕事を模索すること。
一緒に考えて、サポートして、いっぱい話し合うべきです。
思春期で対話を拒まれたとしても、常に気に掛ける姿勢を続け、味方であることを伝え続ければ、必ずそのうち本音を漏らしてくれるはずですから。
だから諦めないでください。見捨てないでください。
親よりも当事者の子供の方が百倍ツライのですから。
ただ怠けてるように見えても、それは未来に羽ばたく前の休息なのです。
十代の繊細な心は先行き不安な未来に震えてるのです。
触れたら牙をむくのも弱さの表れで、ただ怯えてるだけなのです。
子供に対して親が怯えてはいけません。
自分の子なのに怖いとか失礼です。
不可解な者を見るような眼差しに子供は敏感ですから、否定されたと認識します。
こんな時こそ乳幼児の頃の育児を思い出してください。
あれから十年経過しただけで、身体は大きくなってもまだまだ子供なのです。
学校という外の世界で傷ついてしまった我が子を癒してあげてください。
共に暮らせる時間はもうそんなに長くないのです。
子供を自立させる事を見据えながら、全力でサポートするだけです。
元農水次官がひきこもりの息子を殺害した事件
昨年起きた当事件により、クローズアップされたのが大人の引きこもりと「8050」問題ですが、この元農水次官の父親に同情するのは間違ってると断言します。
確かに大人の引きこもりは十代の引きこもりとは似て非なるモノで重篤です。
一筋縄ではいきませんし、将来に希望も持てません。
でもそうしてしまった責任が親にはあるのです。
だからといって責任をとって抹殺(始末)するなんてとんでもないです。
それこそ30歳を過ぎた大きな子供であれば、自立支援の助けを借りるという選択もアリでしょう。
娘であればいずれ親の介護をしてもらうのを前提に見据えて同居生活を続けるのもアリですが、息子だと同居より一人暮らしをさせた方が絶対にいいです。
この事件も息子が一人暮らしを解除して家に帰ってきたことで起きてしまいました。
一人暮らしを継続させていれば事件は起きなかったのですから、とても悔やまれます。
40過ぎの社会的敗者となった男が年老いた親の小言を受けながら共同生活なんてできるはずがありません。
これこそ外部に助けを求めるべき典型例といえます。
ですがエリートであった為に家の恥を晒すわけにいかないという思考が勝ったのが悲劇を招いたといえます。
外部にヘルプせず、内々で殺処分してしまったこの元農水次官は親としては0点です。
暴力を振るわれて単純に殺意がこみあげたに過ぎない、これはただの怨恨殺人です。
それなのに裁判では一転無罪を主張し、供述も微妙に変化しています。
「殺してやる」と威嚇されたので怖くなって殺ったなどと訴え(死人に口なし)、現在控訴中。
支援施設に拉致監禁されたと元生徒達が集団提訴
ひきこもりや無職等の状態にある人の自立支援施設を運営する団体とそのスタッフに対し、今月28日、関東在住の元生徒7人が集団で提訴する。7人は、ある日突然、自室に現れたスタッフらに、ひきこもりや無職等の状態であることを理由に、施設で自立支援を受けるよう迫られ、「強引に連れ出され、抑圧された生活を強いられた」などと主張している。(ジャーナリスト 加藤順子)
出典元:DIAMOND online
ついに弱者とされるひきこもり無職者らが、名ばかりの悪徳偽善施設に対してまさかの法による反撃開始です!
これは確実に人権問題に発展しますし、保護者の了承を得ているといっても普通に拉致監禁ですし、対象の生徒らは既に成人している大人ですし、個人的にはこの元生徒たちを応援したいです。
テレビで見た限りの印象ですが自立支援施設ってかなり乱暴だし、それが正義の名目があるもんだから余計に職員たちは自分たちは絶対正しいと思い込んで行動してるのでタチ悪いんですよね。
彼等が自殺してしまったら責任は誰がとるのか。
おそらく保護者の親は最悪子供が自殺しても構わないから家から居なくなってくれというのが本音なのかもしれませんけど。
自立支援施設もピンキリではありますが、基本的にはそれまで部屋でひきこもっていた者が突然集団生活を強いられるというのは地獄以外のなにものでもないです。
彼等からしたらそんな所に入れられるくらいなら路上に放り出される方がまだマシというものです。
見ず知らずの偉そうなおっさんに上から命令されるくらいなら、ホームレスになった方がマシなはずです。
それなのに彼等の意思を無視して親と施設が勝手に共謀して彼等の生活を取り締まるというのは明らかに拉致監禁による不法行為にあたるはずです。
自立支援というならば刑務所のような共同生活をさせるのではなく、ワンルームの個室を与えて独り暮らしをさせるというのがスジではないか。
集団生活=社会性が身に付いて社会復帰という安易な思考は間違ってるので改めるべきです。
うつ病の人間を無理矢理引っ張り出して集団生活を強いるなんて絶対にやってはいけない施策です。
親は産んだ責任上ひきこもりになってしまった大人子供を養い続けるしかないのです。
例えばダウン症や強度知的障碍者の子供などでも、施設と連携しながら親が生活の管理をするのが基本です。
それに比べたら健常のニートを抱えるくらい全然甘いし、コミュニケーション次第で可能性は無限大です。
事実こうして何もしてこなかった彼等は不当な扱いを受けたことで提訴するという行動を起こすまでに至ったわけですから、これがホントの自立かもしれませんw
施設側にはここまでがシナリオだったんだとオチをつけるぐらいのセンスがほしいところですが、まずは自立支援施設側の非を認めてほしいところですし、でもそれを認めてしまっては支援施設の存続と意義が問われることにもなるので、長い戦いになるのかもしれませんね。
子供がひきこもっても親はまずは寛大に見守れ!
引きこもり期は親子の時間を増やす交流のチャンス期間だ!
大人の引きこもりは外部に助けを求めて連携しながら様子を見よう!