他人事ですがなんとも胸糞悪いです。
被害者の親が色々考えた末に和解という終結を選択した事に対して、外野がごちゃごちゃ言う事ではないですし、言ってはならないものかもしれません。
なので最初にお断りしておきますが、この被害者のご両親の判断に対して私が意見を申すつもりではありません。誤解のないように。
あくまで自分が当事者だったらどうだろうか‥。
こうゆう判断になるだろうか?と考えてみる事にします。
他人事だけど、自分事のようにして。(これ大事)
いじめ和解!被害者の両親が調停の末に慰謝料求めず
ご両親は何故和解を成立させたのか
2017年春に起きた自殺事件であり、もうすでに6年が経過しようとしている。
まずいじめを巡る争いで遺族側が納得した上での和解は非常に珍しいとのこと。
余程の大金を積まれたのかと下衆の勘繰りをしてしまうがその逆で、この被害者のご両親は加害児童3人に対して今後慰謝料などの支払いを求めないという。
当初から直接の誠意ある謝罪だけを要求しており、ようやくそれが実現されたことで気持ちが氷解したとのこと。
3人は22年12月~23年2月にそれぞれ、瑞菜さんを死に追い込んだことを両親の前で反省し「一生忘れずに背負っていく」などと誓った謝罪文を読み上げた。両親も謝罪を受け入れ、3月には3人が瑞菜さんの墓参りをしたという。
記者会見で母親(46)は「(同級生たちは)手が震え、泣きながら謝罪文を読み上げた。(謝罪を)受け入れようと思った」。父親(46)も「3人ともしっかり当時を振り返って反省してもらい、気持ちがこもっていると感じた。この子たちをずっと憎んでいかないといけないと思っていたが、そうではなくなり、気が楽になった」と明かした。
父親は取材に「娘の死を真摯(しんし)に受け止めてくれたと感じた。今まで謝ってくれない憎しみがあったが、それが解消して良かった」と明かした。
う~~ん、、、5年以上も経過してからの謝罪文やらお墓参りなどに真摯さがあるといえるのか?
泣きながら読み上げたら反省してると単純に解釈していいのか?
人一人死んでるのに反省もクソもあるかよ。
結局年月の経過によりずっと憎み続けることに疲れたんじゃないのか?
ご両親は前に進む為に許すしかないと苦渋の決断をされたんだとは思う。
娘さんの為には一生加害者を憎み続けるべきなんだけど、それだとご両親の人生までもが崩壊してしまうからね。
さすがに6年近くも経過すれば当初の憎悪も風化してしまうものなのだろうか?
やっぱりよく解らないや。
北九州高2自殺概要
瑞菜さんは16年11月ごろから約半年間、仲の良かった同級生グループ4人からうそをつかれたり、仲間はずれにされたりしていた。17年3~4月には、同級生らが瑞菜さんを除いて終業式の記念撮影をし、昼食をとるなどしていた。これらの行為について、地裁は「いじめ」と認定し、自殺は「いじめが主な原因」とした。
おそらくなんだけど、いじめとはいえよくある酷い残虐なものではなくて、小学生の延長上にあるような無視やハブりという内容であったため、親御さん的にも加害女生徒たちを憎み続けるには至れなかったのかもしれない。
同時に我が子に相談してもらって対処するといった親子の信頼関係を構築できていなかった事に自責の念もあったのかもしれない。
そう考えたら加害女生徒たちを一生憎むだけのエネルギー(怨念)は保てないというのは理解できるかもしれない。
リンチされたりとかして無残な殺され方をしただとかではないからね。
自殺してしまった娘さんがつまらない事で命を粗末にしてしまったという点は残念でしかないが。
瑞奈さんはあの世でどう思っているのだろうか?
ご両親が和解に応じても彼女は絶対に加害女生徒3名を許さないでしょうね。
加害女生徒達もそれは承知しているだろうから、一生瑞奈さんの怨霊に怯えて生きるという意味では結構な十字架を背負わされた事でしょう。
同時に娘さんはご両親のこの判断に失望しているでしょうね。
仇を討ってほしい、復讐してほしいと願ってるはずですよ、きっと。
私もこの記事の見出しを最初見た時は「ひでぇ親だな‥」って思いましたもん。
でもよくよくいじめ概要を読んでみたら、自殺する理由としてはちょっと弱いだろって申し訳ないけど思ってしまいましたので、ご両親の判断も致し方ないのかな?と思えるまでには変わりました。
彼女はあの世でもずっと友達だった仲間を恨み続けているのだろうか。
それとも自殺なんて早まったバカな事をしてしまったと後悔しているのだろうか。
せめて遺された者は瑞奈さんの心境を目一杯想像して、寄り添う気持ちは持つべきだろう。
そして他人である我々はこのやるせない事件を教訓として、しっかりと今後の対策に役立てねばなりません。
子を持つ親御さん達は改めてよく話し合える親子関係の構築を、十代の子らはいじめに遭遇したら自殺するのではなく、学校を変える等の措置を提言すること等。
彼女の死を無駄にしない為に。
思春期というのはこれほどに脆いハートであるということを、大人も子供も理解した上で命の重さを考えるべきでしょう。
これで終わりじゃない
いじめで人は死ぬ
北九州は修羅の国