いじめの認知件数は年々増加傾向にある。
これはいじめが増えてるというよりは、発覚が増えてると捉えて間違いない。
だとすると、どちらかと言えば良い事なのである。
いじめはゼロでしたなんていう学校の方が今時信じられない隠蔽体質ともいえる。
いじめの認知件数
小中高合わせて54万強という数字だが、およそ8割弱を小学校が占め、残り1割4分が中学校で1割弱が高校&支援学級という割合となった。
この割合を見て違和感を覚えるのは私だけだろうか?
小学校は6年生まであるとはいえ、低学年は先生の裁量で治める事も可能な範疇である事がほとんどである事からさほど大したものではないと推察してもよいだろう。
しかし8割近くも占めてるという事はかなりの数の微細なものまで含めているものと思われることから、小学校の認知報告環境は年々強化され整えられていると評価して良い。
問題は中学校である。
どう考えてもいじめ=中学校だ。
その中学校がたった1割4分って‥、おかしいでしょ!
どう見積もっても半分5割は中学校で占められるはずでしょ!
だとすれば残りの3割6分は隠蔽されたものと推測できる。
やはり中学校はおぞましくヤバいという認識で間違いないでしょう。
中学校のいじめは何故発覚しにくいのか
小学校であれば子供が親や先生に申し出たり、大人の目が光っていて行き届いていたりするものですが、中学になると子供の世界は大人の視界から外れて形成されていきます。
その為、子供は大人に問い詰められても素直に応えなくなるし、自ら打ち明けるということもしなくなります。
なので必然的に中学のいじめは余程ひどくならない限り発覚しにくいと言えるのです。
だからこれは中学校がデータを隠匿して改ざんしてるというわけではなくて、残念ながら半分以上(約3倍)のいじめを把握できていないという表れが見てとれるということです。
故にこのデータを読み解き次に掲げるべき目標は中学校の把握件数を増やすという事であり、現場の教師たちはよりもっとちゃんとしろってことなのです。
教師同士でいじめやってる場合じゃないんです!
不登校・登校拒否の数
次に不登校の数ですが16万越えでこちらも年々増加傾向ではあるにせよ、伸び率はほぼ横ばいで毎年一万ずつ増えているといった微増で、急激な伸びを示すいじめ件数と比べると変化はなく、毎年安定した数であるといえます。
どうせなら逆転して54万人が登校拒否で、16万件がいじめ総数である方が救いがあるというものです。
何故なら登校拒否はいじめと違って間違ったアクションではないからです。
いじめられながら登校するのだけは絶対にやめましょう。完全に間違いです。
いったん休んで次の策を親や大人の協力を仰いで練る事が重要となりますから。
もっと不登校を認めてそこから大人共々前向きに検討できる風潮になればいいのになと思うばかりです。
中学校はいじめの巣窟だ!
小学校は昔より確実に進化整備されている!
地域は中学生の見守りこそ強化すべし!