1995年(平成7年)
激動の一年ですね。
阪神大震災と地下鉄サリン事件→オウム真理教のニュース一色でしたが、野茂がメジャーリーグで活躍し、windows95が発売、プリクラ出現、アムラー・コギャル女子高生ブームなどで一気に茶髪が増えるなどファッション、文化的にも最終形態への最後の躍進が見られる年でもあった。
ゲーム業界では前年末に発売されたプレステとセガサターンの一騎打ちで任天堂がついに天下を明け渡す時代の幕開けとなる。
1995年個人的邦楽ベスト10
1.オンリーユー 大槻ケンヂ
2.keep yourself alive 華原朋美
3.虹 電気GROOVE
4.Going Going Home H jungle with t
5.RAINY HEART 浅倉大介feat.葛山信吾
6.WE ARE’LONELY GIRL’ hitomi
7.ドアをノックするのは誰だ? 小沢健二
8.LADY GENERATION 篠原涼子
9.サマージャム’95 スチャダラパー
10.Only You 内田有紀
小室プロデュースヒット連発&全体的にもミリオン多発で最も多くCDが売れた年でもある。
MVPはダウンタウン(HEY!HEY!HEY!)
前年に出版された松本の「遺書」が大ヒット。
それに続きこの年は浜田の歌(小室プロデュース)がダブルミリオンを記録。
体感的にもダウンタウンが天下を獲った年だったといえる。
その極めつけとなったものが音楽トーク番組「HEY!HEY!HEY!」だろう。
ダウンタウンがミュージシャンを迎えて交えて本音を引き出すトークを展開する。
これが画期的で、本当に面白く、アーティストもキャラを買われて得をする仕組みで、winwinなのだ。
ダウンタウンは二人きりで話すトークも面白いが、違う畑の異文化人を間に挟むと更に面白くなるという、名司会ぶりを発揮した。
これまでの音楽番組の司会者は皆出演する歌手を立てて台本通りの進行をするだけだったが、ダウンタウンは容赦ないツッコミで切り込み、最終的に笑いに変換するのだからアッパレだ。
イメージを守ろうと気取って見せるタイプのアーティストも、最後には心から笑ってダウンタウンには敵わないと笑顔で降伏していたような印象だ。
ダウンタウンは後にも先にも現れないし越えられない唯一無二のお笑いコンビだ。
ダウンタウンの番組を胸躍らせて毎度ワクワクして見ていた気持ちはかけがえがない。
若い時分にとがりまくったダウンタウンを楽しめた事が、氷河期世代最大のメリットだったと思うのです。