メスゴリラ歌手A.I.とコラボして新曲「しゃくなげ色の空」を急遽発表した大御所カリスマシンガーの長渕剛(63)であるが、私はどうもこの人が生理的にずっと嫌いである。
中高年男性に絶大な人気を誇る彼をなんで私は好きになれなかったのか。
きっと私がマイノリティのひねくれ者だからに違いないのは明白だ。
嫌いすぎる理由を考察してみようと思う。
もしかしたら好きになれるかもしれない。
長渕剛が嫌いすぎる理由を考えてみた
乾杯~とんぼの長渕剛ブーム期
昭和の終わりから平成の初めにかけての世はバブル全盛期。
1988年の中学生当時、女子は光GENJIに、男子は長渕剛に夢中だった。
そして私はPCエンジンに夢中だった。
この年の初頭リバイバルヒットした「乾杯」は確かに名曲だと思うし、彼の曲の中では唯一好きな歌だ。
翌年の89年には空前のバンドブームで、ジュンスカとブルーハーツが大人気で、私はTMネットワークを聴いていた。
長渕人気は健在で、ドラマ「とんぼ」の世界観を継承した映画「オルゴール」を何故か友人に連れられて観に行った覚えがある。
ドラマ「親子ゲーム」の長渕がコミカルでわりと好きだったのだが、「とんぼ」での長渕は完全にヤクザの役になりきっており、それ以降の振舞いもそっち方面に影響されて流されていき、正直ダサいなと思ったものである。
が、世間的にはこの英二(とんぼの主人公)とシンクロする長渕のキャラが大受けし、特に男子の心を鷲掴みにし、私の中学校の卒業式では男性体育教師がアコギで「とんぼ」を弾き語りで歌い、個人的には辟易とした思い出しかない。
長渕ブームの中学時代が私にとっては黒歴史であるため、だから長渕剛が余計に嫌いなのかもしれない。
弱男フォークからマッチョ化に移行
世代ではないし聴いていないからよく知らないが、長渕剛はデビューから80年代半ばまではコテコテのフォークシンガーだった。
細身の長髪でか細い声で貧乏くさい歌を唄ういわゆる弱男フォークである。
それが「とんぼ」以降真逆のイカツイキャラに変身し、更に数年後にはマッチョになって昔の面影はほとんど消え失せた。
これについては昔のファンはどのように思っているのだろうか。
ファンといえば昔バイト先の先輩に長渕剛の大ファンがいて、私は彼がすごく苦手で、それで更に長渕剛が嫌いになったのかもしれない。
あぁ、長渕好きの奴とは解り合えない‥って。
長渕剛の顔も声も生き様も嫌い
決して美形ではないですよね。
声や歌い方も個性的ではあるけれど、好き嫌い分かれますよね。
雰囲気は上述のとおり、キャラを武装して臆病者が強がって見せてるみたいで実に痛々しいですね。
英二がシンクロして以降、スタッフや配偶者に暴力的になるところなんかも情けない。
どうせなら演じた役とは真逆の人柄である方が深みが増すものなのにね。
俳優としての長渕剛は魅力的なだけに、どうせなら俳優を本業にしていた方が現在でも評価されてたんじゃないかと思いますね。
歌はもうどう聴いても大衆受けはしないでしょ。
信者にだけ向けての商売で成立するだけのコアファンがいるから安泰なんでしょうけど。
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長渕剛・この男ろくなもんじゃねぇ
長渕剛本人というよりも、長渕剛ファンを称する芸能有名人にろくな奴がいないからイメージが悪いのかもしれない。
まずなんといっても清原ですよね。
外見も瓜二つで兄弟みたいで、すごくドス黒いです。
あとくりぃむしちゅー上田ですね。
出てると無意識にチャンネル替えてしまうタレント個人的ナンバーワンかもしれません。なんでなのか自分でもわかりません。
あとゆずですね。北川の嘘くさい笑顔が気持ち悪いです。
千鳥の大悟は‥言わずもがなです、ハイ。
フット後藤は‥、まぁいいでしょうw
それでもね、長渕の眼の奥は常にオドオドしていて、それを悟られぬようサングラスで隠してるけど、仕草や挙動は基本的に臆病者のそれで、ゆくゆくは泉谷しげるみたいな可愛気のあるシニアになりそうなんだよな。
キャラ変に関してはフットワークの軽いブレブレな彼なので、もうあと数年でお茶の間タレントとして認知される日がくるかもしれない事を密かに予感している。
そうなったら改めてテレビで安っぽく歌ってほしい。
ぴーぴーぴーぴーぴーぴー♪
大嫌いだぜ、ろくなもんじゃねぇ~♪って。
そしたら…嫌いじゃなくなるかもしれない。